しかし、新築住宅購入のネックになる点はやはり価格です。新築住宅の価格はあまり大きくない住宅においても5千万円レベルになることも多いです。そのため、快適な住空間と引き換えに多額のローンを組む人も少なくありません。
しかし、住宅を中古で検討するならば、完全に状況が変わります。取得費用が大きく違うからです。そして、仮にリフォームをして住むのであっても、多くの場合は新築よりも安く済みます。
それでは中古住宅のリフォーム…しかも「価値あるリフォーム」とはどの様な物を指すのでしょうか。
ここでは、「価値あるリフォーム」について、住宅設備別に紹介したいと思います。
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古くても価値のある住宅を作る
一般的に不動産は築年数が経つと共に価値を落して行きます。
例えば、固定資産の観点から考えれば、木造住宅の場合には22年で価値がほとんど無くなります。
実際、築20年超の住宅は、外観から見ても傷みが目立ちます。
それでは、その様な古い住宅は本当に価値が無いのでしょうか。
実は、価値は取り戻すことが可能です。その手段がリフォームと言えます。

確かに資産価値の面のみから考えるならばリフォーム住宅は欠けるかも知れません。
しかし、「生活する」という観点から考えるならば、価値は決して落ちてないのです。
むしろコストメリットがあるため「賢い買い物」と言うことも出来ますし、浮いた予算を生活の別の部分に充てることも可能なのです。
この様に、リフォーム住宅は、「生活」の観点から考える時、非常に大きな価値を見ることが出来ます。
そして、良質の中古住宅がある今、この価値を求める文化が更に広がって行くことでしょう。

価値のあるリフォームとは
「価値のあるリフォーム」を考える前に、「価値」ということを考えるべきでしょう。
価値は「自分が大切にする物」に感じる感情と言いますが、それは人それぞれとしか言いようが無いのが現実です。
ある人においてはデザインであり、またある人においては機能であり、もう1人の人はコストを挙げるかも知れません。
価値はその様なまでに多種多用なのです。
ところで、家づくりを考えるならば、自分の望むイメージを具体化して、どの部分を狙うかを明確にする必要があります。
それでは、「価値のあるリフォーム」とは、どの様にするのでしょうか。
これは「自分の『希望』『夢』『理想』のイメージを具体化して、更に優先順位を決めたリフォーム」と言えると思います。
自分の「思い」を改めて振り返り、自分だけの価値あるリフォームを作りましょう。
…そうは言っても、イメージの具現化のためには、住宅に設置できる「価値のある設備」を知り、いくらくらいの価格で出来るかを知らなければなりません。
次の節からは、住宅に設置可能な「価値ある設備とその価格」について紹介します。これにより、「自分の望む価値」が具体的にイメージ出来れば良いと思います。
住宅設備の価格とグレード
住宅の価値を考える際には、設備の商品体系について知っておくべきでしょう。
と言うのも、商品体系が分かれば「価格と機能の関係」を掴みやすくなるからです。
もう少し具体的に言えば、「これくらいの価格ならば機能はこれくらいだ…」という風に、ある程度の予測が可能になるから…と言うことです。
さて、設備の話です。
住宅設備は基本的に3つのグレードに分かれます。
「高級タイプ」「中級タイプ」「普及タイプ」の3つです。
高級タイプになれば価格と機能が向上し、普及タイプに向かえばコストダウンに向かいます。尚、普及タイプは機能的に低スペックとなります。
具体例を挙げると、キッチンの場合は高級になると人造大理石の様な高級素材を使い、しかも機能が向上します。
その一方で、普及タイプになると人造大理石の様な高級素材は使われなくなります。
しかし、コスト的にはリーズナブルになる…と言った具合です。
そのため、機能などに価値を見出す人は高級タイプを、経済的な面に価値を見出す人は普及タイプを取ると思われます。

部分別リフォームと予算
それでは、実際の箇所別のリフォームと、その価格はどの様になるのでしょうか。
外装
外装は主に屋根や外壁材、そして塗装が該当します。
もしかすると、これらの部分は「どれも同じ」の様に見えるかも知れません。しかし、これにも価格差があります。
例えば、外壁に多く使われているサイディングなどは、価格が高くなると、彫りが深く格調高くなります。
また、塗装は価格が高くなると、耐用年数が上がります。
尚、コストとしては、サイディングのリフォームが大体130~230万円、塗装のリフォームが100~130万円程度です。
内装
内装もコストによって仕様が違います。
コストを掛けるのであれば、床材には天然木の無垢材を使うことも出来ますし、壁には漆喰などの天然素材を使うことも可能です。
その一方で、コストを抑えるならば、床材は合板をベースにした物になりますし、壁紙のビニール製の物になってしまいます。
ちなみに、リフォームの費用は坪単価で30~80万円程度になります。
間取り変更
間取り変更に関しても、コストが変わる場合があります。
コストの変わる要因は施工の工程などが変わるのです。
例えば、2部屋を1部屋に繋げる場合、コストを抑えれば2つの部屋を合わせた部分の仕舞いが目立ちます。
しかし、コストを掛けるならば一体感が生まれ、立派な広い部屋となります。
尚、変える間取りによっても違いますが、300万円~上は1500万円、2000万円くらいまで様々です。
キッチン
先にも挙げた通り、キッチンも高級タイプから普及タイプまで、品揃えがされています。
そして、高級になれば便利な機能と高級な材料が付加され、普及になるとコストが重視されます。
ちなみに、キッチンリフォームの費用は、下が50万円程度から上になると250万円以上にもなります。
(システムキッチンの場合一般的には100万円~130万円くらいです)これはキッチンのタイプが様々あり、単なる交換であれば費用は抑えられますが、例えば一般のI型キッチンからアイランド型に交換するとなると、キッチンのタイプや配置を変えるだけでは無く、ダクトなどの配置も変える必要が出て来るからです。
浴室
浴室も高級と普及で機能が分かれる部分と言えます。
この部分も、キッチンと同様に、高級になれば豪華な素材が使われますし、普及になれば一般の材料が使われます。
また、機能に関しても高級と普及では違います。
ちなみに、リフォームの価格帯は90~250万円以上ともなります。
これは、単なるユニットバスの交換の様な物から、浴室の拡張の様な大規模工事を伴う物があるからです。
トイレ
トイレは住宅では和式がほとんど無くなり、洋式が多くなりました。
しかし、その中であっても機能によって価格が変わって来ます。
例えば、機能がほとんど付いていない洋式トイレは価格が抑えられていますが、価格が高くなるとタンクレストイレの様な新型の物に変わります。
尚、価格帯は20~60万円程度となります。ただし、トイレのスペースの拡張も伴うと、更に費用が上乗せされるので、注意が必要です。

断熱
断熱リフォームには、室内の気温を保つ意味だけでなく、身体に優しい家づくりに効果があります。
ただ、断熱リフォームは単に壁の断熱化だけでなく、屋根や床などの断熱も必要となるので、費用の試算は難しくなります。
ただし、概略としては一般的な住宅で、350~600万円が相場です。
防音
防音は騒音対策だけでなく、プライバシーを守る意味でも重要です。
ただし、防音リフォームでもレベルがあり、単なる防音化と音楽演奏などを目的とした防音室作りなどもあります。
費用としては、壁の防音で1面あたり20~30万円、床の防音で25~80万円レベルとなります。
ただし、防音室となると更に費用が膨らみ、200~800万円が上乗せされます。
隣家から苦情!どの様にするか?中古住宅の防音リフォーム
オール電化
オール電化は火を使わないので、火災発生リスクが小さくなるといったメリットがあります。
ただし、リフォーム費用の計算は、IHヒーターや床暖房設備の計算などまで必要となるので、計算が難しいです。
費用の目安は、大体で100~200万円レベルとなります。
太陽光パネル設置
太陽光パネルは環境問題対策の手段として重要な意味を持つ一方で、電気を自前で賄うことが出来るメリットがあります。
発生する費用としては約180~250万円です。
ただし太陽光パネルの場合は大体10年程度で設置費用が回収可能です。
ウッドデッキ取付
ウッドデッキは自然を楽しむスペースだけでなく、子供の遊び場などにも使えるユーティリティスペースにもなります。
ガーデンライフを快適にする上で、有用と言えるでしょう。
費用は20~40万円程度となります。
ロフト増設・天井裏収納
ロフトや天井裏収納の設置は、スペースが大幅に広くなるので非常に魅力的なリフォームになります。
ただし、法的な制限が色々とあるので、施工時には注意が必要です。
尚、費用はロフトの増設で50~100万円、天井裏収納で20~50万円程度となります。
全館空調
全館空調は室内を一定温度に保つなどが魅力的なリフォームです。
ただし機器の設置やダクトの工事などが発生するので、費用算出が難しくなります。
また、古い住宅の場合では断熱リフォームなども併せて行う必要も発生します。
費用としては、100万円~です。
駐車スペース
駐車スペースは簡易的なカーポートの設置から、ゴージャスなゲート付きガレージまで、様々なリフォームがあります。
様々なアイテムがあるため、マイカーに合わせた設備の設置が可能です。
費用としては、一般的なカーポートを設置するタイプで50万円程度ですが、シャッター付きゲートなどの設置も考えますと、数百万円規模にまで膨らみます。
門扉・フェンス
門扉やフェンスはアルミ鋳物の物やウッドを基調とした物もあるため、オリジナリティを前面に出した家づくりを楽しめます。
費用としては、門扉が20万円程度、フェンスが70~150万円程度となります。
まとめ
住宅各部のリフォームについて、価格も含めて見て来ましたが、設備が実に様々で、価格帯も幅が広いことが分かったと思います。
そして、それだけに「自分の価値」の具体化にイメージを膨らませる必要があることを知ったこととも思います。
ぜひ「自分の価値」を生かした家づくりを、やってみましょう。
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