こんなに重要なの?住宅によるプライバシー保護と防犯対策 外構に求められる役割

プライバシー 外構
「安心して生活する、快適な生活をする」ために住宅のことを考えることは非常に大切です。
夏場の日射対策のために壁の断熱を考えることや、地震対策のために耐震リフォームを検討することは、快適な生活を送る上で有意義です。

さて、「安心して生活する、快適な生活をする」ためには、防火性や耐震性などの建物の安全性なども大切なのですが、「プライバシーの保護」も非常に重要なのではないかと思います。
自分の家の内情を誰かに知られるのは嫌な物ですし、危険なことにも繋がります。

つまり、枕を高くして寝るためには、プライバシー保護も、やはり重要となるのです。
ここでは、住宅のプライバシー保護について、防犯の問題と併せて考えてみたいと思います。

これにより、プライバシー保護の具体的な方法や、防犯について、より深く知ることが出来ることでしょう。

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プライバシーはどの様にして守るか


ここではプライバシーをどの様にして守るかについて、情報の種類別に考えてみましょう。
情報の種類を考えてみると、個人住宅レベルでは「視覚情報」「音声情報」「文字情報」の3種類が挙げられます。

視覚情報


視覚情報の漏洩防止は「見せない」ことに尽きますが、単に見せたくない物にカバーを掛けるだけでは足りません。
見られたく無い物に近づけなくすることも重要だからです。

と言うのも、今ではスマホなどでの撮影も非常に手軽のなった背景があるからです。
例えば住宅の窓が半分開いていた場合などは、簡単に室内を撮ることが出来てしまいます。

そして、仮に窓が施錠されていない場合は、不審者に窓を開けられて室内を撮られることもあるのです。

ですから、見せないだけでなく、近寄らせないことが大切になるのです。

音声情報


音声情報は主な物として「会話」や「通話」が挙げられます。
そして、これは住宅の壁や窓などの防音性を上げることによって、プライバシーが守られます。

ただし、不審者が敷地内に侵入して来る可能性があるならば、「寄せ付けない」ことも必要です。
寄せ付けないことによって、不審者の耳に、個人情報が入るのを防げるからです。

文字情報


文字情報が洩れる例としては、ポストに投函される郵便物などが除かれる場合などが挙げられます。

投函物の中に、ダイレクトメールなどがある場合、住んでいる人がどんな人であるかについて知られる可能性がありますし、また、ひどい場合には投函物を勝手に読まれるかも知れません。
ですから、郵便物に関しても、しっかりしたガードが必要となるのです。

建物のプライバシー保護


それでは、プライバシーの保護について、まずは建物の観点から考えてみましょう。
建物のプライバシー保護は、基本的に音声情報と視覚情報の漏洩防止が大きなポイントとなります。
そして、補強するのは、窓などの開口部がメインです。

窓サッシの遮音化及び錠の補強


窓は音が漏れやすい箇所です。
そのため、プライバシー保護を考えるのであれば、窓の遮音性をアップさせることが大切になります。
家の中の会話の内容が外に聞こえない様にするには、窓の改善が非常に大切になるのです。

具体的な方法としては、窓サッシのガラスを防音性の高い物に換えたり、サッシを気密性の高い物に換える方法、そして二重窓にする手段があります。
これらの手段により、窓からの音漏れは非常に小さくなり、個人情報漏洩の対策として、寄与します。

窓シャッターの設置


シャッター

窓は外から覗かれるリスクのある箇所なので、窓全体をカバーしてしまうことがベターです。
そのため、窓シャッターは、窓全体を隠してしまうことが可能なので、個人情報の漏洩防止に非常に役立ちます。

また、窓シャッターには不審者に対する威嚇効果もあるので、「近寄らせない」という意味においても有意義です。
また、今の窓シャッターは非常に高い強度を持っていて、仮に侵入者によって、無理矢理開けられそうな事態であっても、簡単には開かないため防犯の点でも有意義になります。

ルーバーの設置


ルーバーの設置も窓を隠す上で有効です。
特に、浴室の様な場所に付けると、プライバシー保護に有用です。

また、ルーバーは設置するにしても、窓シャッターほどのコストは発生しません。
後付けでの施工も可能ですので、プライバシー保護に疑問のある場所ならば、設置を検討するのもおすすめです。

カーテンの工夫


カーテン

今のカーテンは以前には無かった「機能」を持つ物が登場しています。
例えば、防炎、UVカット、保温、…非常に様々と言えます。

さて、カーテンを工夫することによっても、プライバシーの保護に繋がります。例えば遮像カーテンや防音カーテンです。

まずは遮像カーテンですが、通常のカーテンでは室内の様子が透けて見えてしまうことがあります。
例えば、夜であれば室内の照明により、カーテンに室内の様子が映る…といった具合です。しかし、遮像カーテンを使えば、中の様子が映りにくくなり、プライバシーは守られます。

また、防音カーテンを閉めれば、室内の音が漏れにくくなります。プライバシー保護のために有効です。

外構のプライバシー保護


プライバシーは建物だけで守られるとは限りません。
外構部分も重要です。

仮に、家のまわりに何も無いならば、不審者に対するガードが低くなってしまいます。
そのため、外構部分には何等かの防護手段が欲しいです。

そこで、門扉やフェンスなどのエクステリア製品の使用が考えられます。
門扉やフェンス、そして植栽などは、プライバシー保護のためにも有用なのです。

門扉


門扉

門扉には「隠す働き」と「威嚇する働き」があります。
まず第一に「隠す働き」です。

門扉は玄関まわりや庭のアプローチ部分を敷地外から覗きにくくします。
例えば、敷地の中に見られたく無い物があったとします。

その場合、仮に玄関アプローチ部分がガラ開きだと、外から覗かれ放題になってしまいます。
しかし、門扉があれば格子があるので、中の状況が見えにくくなります。

次に「威嚇する働き」です。
門扉があると、心理的な結界効果が働き、敷地内に入りにくくします。
特に大きなサイズの場合、敷地に入ろうとする人に、ある種の心理的な圧迫感を与えます。
この圧迫感がプライバシー保護、更には防犯効果にも結び付くのです。

塀・フェンス


防音フェンス

塀とフェンスは隣地境界線と建物外周までを物理的に離します。
塀があると、その地点までしか近寄れないため、建物まで接近することは出来ません。

そのため、窓などから家の中を見ることが出来ず、プライバシーが守られます。
また、塀とフェンスは門扉と同じ様に、心理的な威嚇効果を持ちます。
塀やフェンスがある家の場合、その高さが仮に乗り越えられる高さであったとしても、人の侵入を阻みます。

植栽


植栽

植栽は「庭を飾る」意味で設置されますが、副次的な効果として、塀やフェンスなどと同じ様な威嚇効果を持ちます。

外の人は、植栽を超えてまでは、なかなか入りにくいです。
そのため、敷地外と建物の距離が取られ、窓などから覗かれるリスクが下がるのです。

ポスト


ポスト

ポストは住んでいる人の個人情報を守る上で、非常に重要な部分と言うことが出来ます。
と言うのも、ポストに投函される物は個人情報を多く含む物だからです。

例えば、ポストに投函された企業からのダイレクトメールなどからは、住んでいる人の個人名を知ることが出来ますし、性別なども伺うことが出来ます。
また、どの様な企業からのメールを見ることによって、その人の個人的事情も知られるかも知れないのです。

ポストには鍵の付けられる物もあり、プライバシー保護に役立つ物もあります。個人情報を守る上でおすすめのアイテムです。

敷地に設置する防犯グッズも有効


敷地に設置する防犯グッズは様々です。防犯グッズも簡易的な物から、システム化された物まであって、プライバシー保護に有用です。

例えば、インターホンでも、一般の音声の通話のみのタイプよりも、カメラ付きのタイプの方が、侵入者に対する威嚇効果は大きいです。
そのため、侵入を阻み、プライバシーも守られます。

また、センサーライトなども有効です。
センサーライトは夜間の侵入の抑止効果がありますので、プライバシーの保護、そして、防犯にも有効です。

プライバシー保護と防犯


ところで、プライバシーの保護は防犯と大きく関係しています。ここでは、プライバシーの保護と防犯の関係性について考えてみましょう。

プライバシー保護は防犯に繋がる


プライバシーの保護は個人情報の保護だけでは無く、防犯の観点から考えても、大きな意味を持ちます。

例えば、女性が1人で暮らしていることが、第三者に知られる場合には、「知られること」それ自体が防犯上好ましくはありません。
そのため、個人情報は知られるべきでは無いのです。

小さな犯行が大きな犯行になることも…


侵入犯罪は小さな物が大きな物へと発展する場合があります。
例えば、仮に建物内を覗きに来た不審者が仮に家人と出くわした際、侵入者が豹変し、傷害などの凶暴な犯行に及びかねないのです。

その様な危険な犯行は、小さな個人情報の漏洩から始まることもあり得ます。
ですから、仮に小さなことと思える内容であっても、対策は重要となるのです。

小さなプライバシー保護の積み重ねが重要


仮にプライバシー保護のための大きな有効打が少なくても、小さい策を積み重ねることにより、プライバシー保護に大きく役立ちます。
そして、それが防犯の意味で重要性を帯びます。

例えば、ポストと門扉を組み合わせれば、ポスト内の個人情報を守りやすくなります。つまり、防犯効果が上がります。

まとめ


プライバシーの保護について、そして防犯について述べて来ました。
プライバシー保護が、覗きなどの犯罪だけでなく、更に恐ろしい犯罪に繋がり得ることが分かったことと思います。
そして、その対抗手段としては、小さく思える様なプライバシー保護が重要です。
安全と安心出来る生活のためにも、個人情報を守るアイテムの設置をおすすめします。