室内の困ったトラブル対応、壁のメンテナンス方法を解説します。

新築の家は外側から内側までが新品のため、中に居るだけで非常に気持ちの良い物です。室内の壁を見てもピカピカに見えます。
しかし、いつまでも新しいままと言う訳には行きません。生活をしていれば内装は傷みます。壁は汚れることもありますし、キズ付きなどもあることでしょう。また、日光や温度変化などから来る老朽化には勝てません。

そのため、壁においても定期的なメンテナンスは必要です。
しかし、壁のメンテナンスとは言っても何をどうすれば良いかが分からない人も多いのでは無いでしょうか。
そこで、ここでは壁のメンテナンスに焦点を当てて解説したいと思います。

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壁について


壁のメンテナンスを知る前に、壁がどの様に出来ているかを把握した方がベターです。そこで、ここでは壁の代表格の塗壁と壁紙について紹介します。

塗壁


塗壁はペースト状の壁材を左官ゴテで職人が塗っていく壁で、昔からある伝統的な内装と言うことが出来ます。
魅力は職人が手で塗って出来る目で、コテの運び方によって、様々な風合いを出すことが出来ます。塗壁と聞くと和風建築にしか合わない様にも思えるかも知れませんが、決してそんなことは無く、洋風のリビングなどにも合わせることは可能です。特に、洋間をレトロに演出するのに、塗壁はおすすめです。
尚、使用する壁材は様々ですが、昨今よく見られるのが珪藻土と漆喰の塗壁です。

壁紙


壁紙はシート状の素材を壁に貼り付けて作る壁で、洋風建築に多く見られた内装です。日本では比較的近年になって広まった素材と言うことが出来るでしょう。
貼り付ける壁紙は素材も様々で、ビニール製、布製、紙製、木製など、実に様々です。また、デザインに関しては、色の他にも表面のテクスチュアのバリエーションも多いです。
尚、壁紙の内装は非常にポピュラーで、漆喰などの塗壁よりも比率が多いです。また、施工性も塗壁などよりも良く、DIYで施工する人も居ます。

どんなトラブルがあるか


それでは、壁に発生するトラブルには、どの様な物があるのでしょうか。代表的な物を挙げてみましょう。

コーヒーや醤油などの液体による汚れ


このトラブルは最も発生件数が多いのでは無いでしょうか。特に、LDKなどでは発生しやすいでしょう。
ただ、ダメージの状況としては壁の仕様によっても違います。と言うのも、壁には液体をはじきやすい物、染み込みやすい物、様々だからです。
例えば、壁紙の内のビニールクロスであれば液体をはじきやすいです。その一方で、漆喰などの塗壁や、壁紙でも布クロスなどであれば液体を含みやすい性質です。

泥などの様なベトベトした物による汚れ


例えば、子供がベトベトした素材で遊んだ後で壁に触れた場合や、マヨネーズやジャムなどのペースト状の食材などが飛んでしまった場合に起こり得るトラブルです。これも、壁の仕様によって変わります。
と言うのも、コーヒーなどの様に、サラサラとした液状の物と違って、染み込まないまでも、付着すると取れにくい物があるのです。例えば、ビニールクロスの様な物はダメージが少ないですが、塗壁や布クロスなどの場合には、被るダメージは大きいです。

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手垢などによる汚れ


電気のスイッチが壁に設置されていると、どうしてもその周囲は手垢で汚れてしまう物です。これは、塗壁であっても、壁紙であっても発生する現象と言えるでしょう。

引っ掻き


これも壁の質によって違いますが、「何で引っ掻いたか」によっても違います。…カッターなどの様な鋭利な物で切る様にキズを付けたか、ネコの爪の様な物でガリガリと引っ掻いたかでは違うのです。
受けるダメージとしては、カッターの様な物で切った場合には、いずれの壁も切れはしますが目立ちにくいです。しかし、壁紙の場合には剥がれたりボロボロになったりします。また、塗壁の場合には、壁材がボロボロになりやすいです。

擦り切れ


擦り切れは長い間掛かって起こり得る現象で、例えば角の部分の様な出っ張った部分に多く発生します。
現象としては、表面のテクスチュアが無くなるのと同時に、多くの場合は色なども落ちたり汚れてしまったりします。

へこみ


へこみは、家具などを移動した時、あるいは重い物を誤ってぶつけた際に発生します。状況としては、壁がへこむだけの物の他にも、表面に小さなヒビが入ったり剥がれ落ちたりするケースもあります。

はがれ


これは壁紙に多く見られます。特に、ある程度古くなった家に起こる現象です。
例えば、ビニールクロスの壁の場合、壁紙の端が剥がれて来るケースが見られます。壁や接着部分の老朽化が主な原因です。

ひび割れ


これは、壁の下のボード材の端部に沿って発生するケースが多く見られます。発生プロセスとしてあるのは、湿度などによる伸縮率が壁表面材とボード材が違う場合や、地震の発生による物などがあります。

変色


特に、ホワイト系のビニールクロスなどに目立って見られる現象です。黄ばみなどが目立ちます。
原因としては、日光などによる表面の老朽化による要因が多いです。

塗壁のメンテナンス


ここでは塗壁のメンテナンス方法について、いくつかの条件を例に取って紹介します。
ただし、汚れによっては補修が出来ないケースも無い訳ではありません。

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普段の掃除


通常の場合はハタキなどでホコリを落としたりします。拭いて掃除することも可能ではあるのですが、あくまでもきれいな布を固く絞って使います。水を多く含んだ物で拭くと返って汚れてしまうので、注意が必要です。

汚れの場合


汚れの質にもよりますが、消しゴムやメラミンスポンジなどで消える場合があります。ただし、これらの素材で擦る場合には、あまりゴシゴシと擦るのでは無く、あくまでも優しく処置することが大切です。また、メラミンスポンジなどを使う時には、水を含ませるのでは無く、硬く絞って使うことがポイントとなります。

キズの場合


キズの場合はキズの状況によっても違います。ただ、簡単なのは、壁の上から新たな壁材を縫ってしまうことです。例えば漆喰の壁であれば、発生したキズの部分に塗ってやると、比較的目立たなくなります。
ただし、キズが大きくて壁のコテ目にまで影響してしまう場合には、上から塗ったとしても周囲にマッチしなくなります。目立たなくすることまでは難しいです。

壁材が剥がれた場合


状況にもよりますが、小さな物であれば上から壁材を塗ることによって隠せます。ただし大きな剥がれであれば壁の塗り直しも視野に入れる必要も出て来ますので、業者に相談するのがベターです。

壁紙のメンテナンス


次に、壁紙のメンテナンスについて解説します。ただし、壁紙によっては可能な物と不可能な物があるので注意が必要です。また、汚れやキズにおいても、補修が困難な物もあります。

普段の掃除


基本的にはハタキなどでホコリを落とします。また、ビニールクロスの場合には水拭きも可能です。ただし、壁紙もデリケートな素材ですので、扱いは優しくしましょう。

汚れの場合


固く絞ったきれいな布で軽く拭くのがポイントとなります。ただし、汚れた雑巾などで拭いてしまうと、余計に汚くなるケースもあります。
また、布クロスや紙クロスの場合は消しゴムでの掃除が有効です。ただし、ゴシゴシと擦ると、表面がボロボロにもなり得るので、注意が必要です。

キズの場合


壁紙のキズは状況にもよりますが、市販の補修材を使うのが便利です。例えば、小さなレベルの物であれば補修ペンの様な物が便利ですし、ある程度大きい物であっても、補修グッズは販売されています。
ただし、布クロスや紙クロス、あるいは木質クロスの場合は、キズを隠すのは基本的には難しく、普段から気を付ける必要があります。

剥がれた場合


規模にもよりますが、小さい剥がれであれば補修グッズの使用が便利です。ただし、経年劣化などによる大きな剥がれは、部分的に補修したとしても、その部分が目立ってしまう場合もあります。状況によっては業者との相談が必要です。

壁の補修グッズについて


ホームセンターやネットの通販なふどを見てみると、壁の補修グッズを見つけることが出来ます。これらは小さい規模のトラブルの対応とはなりますが、非常にい便利なアイテムです。代表的な物を取り上げて紹介します。
尚、壁のトラブルの状況によっては業者と相談するのがベターな場合も少なくはありません。キズの状況を見て「自分には補修が難しい」と感じた場合には、迷わずに業者と相談しましょう。

補修ペン


ペン状の壁の補修素材です。画鋲の跡や、カッターナイフの様な鋭利な物で入った浅いキズの対応に向いています。ペンの様に使えるので手軽で、しかも失敗なども少ないです。

補修キット


補修用キットは壁に穴が開いた場合に便利なアイテムです。中には補修用のパテやメッシュシートなどが入っています。それぞれが小分けで梱包されているので、ホームユースのレベルでは便利です。
ただし、壁紙に関しては別途探す必要が出ます。ただし、穴の修繕のレベルであれば、現品確認用の壁紙サンプルでも対応は可能です

補修シール


壁のキズでも比較的小さく、しかし補修ペンでも対応しにくい場合に便利なシール素材です。シール状なので、失敗も少ないメリットがあります。しかも価格もあまり高くないので、非常に手軽で便利です。

まとめ


壁のキズや汚れの性質や対応方法について取り上げました。どの様な状況と対処方法があるかについて、イメージが出来たことと思います。また、日常でのメンテナンス方法などについても把握出来たことと思います。
壁のキズや汚れは一旦気になってしまうと、どうしても気になってしまう物です。ですから、早い内に修繕するのがベターです。

尚、前述の通り、便利な補修グッズはありますが、トラブルの性質や規模によっては、業者の起用の方が確実である場合が少なくありません。状況に応じて相談することをおすすめします。

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