大手と中小、どちらの営業マンと付き合うべきか

大手企業と中小企業のどちらが良いか


身近にマイホーム購入経験者がいなかった。

購入経験者はいたが何十年も前だったため、当時の担当者がいなくなっていた。

そんなときは、自分に合う営業マンを自力で探さなければなりません。

外勤時や会社帰りなど、賑やかなターミナル駅に行ったときに、辺りを見渡してみて下さい。

おそらく近くに、大手不動産会社の店舗があると思います。

通路に面した部分をガラス張りにするなど、中がよく見える構造になっていることが多いため、明るく開放的で入りやすい印象を受けるのではないでしょうか。

ひとまず心に留めておき、電車に乗って自宅の最寄り駅で下車します。

駅から伸びる大通りを歩いていると、道沿いに地元の不動産業者が見つかるかも知れません。

店舗が小さく、大手と比べると入りにくいイメージがありますが「そういえば、地域の夏祭りで出店を出していたっけ……」と、地域社会との接点が思い浮かんだりすることもあるかもしれません。

知名度と入りやすさの大手か、地元密着型の中小か……悩みどころでしょう。

不動産探しの初心者は第一印象の安心感から、まず大手・中堅の不動産会社に足を運ぶようです。

最大のメリットは情報量の多さです。

地元はもちろん他エリアの情報も手に入りやすいため、選択肢が広がります。

「問い合わせたら1時間前に売れていた」「昨日は0件だったエリアに今朝2件入った」という物件の入れ替わりの激しさも特徴です。

また、規模に比例して社員数が多く、宅建取引士の取得をバックアップするなど、しっかりした教育制度があります。

「担当者の当たり外れが激しい」という話を耳にすることもありますが、社員数が多い所以かも知れません。

不満があれば担当者は別の人に替えてもらえます。

一方で、お客様の数が多いため、営業マンが一人のお客様にかけられる時間がどうしても制限されてしまいます。

また間接業務が増え、いろいろな手続きに時間がかかるなど、組織がしっかりしているぶん融通が利きにくいというデメリットもあるようです。

一方、中小規模の不動産業者は情報量では大手に敵いませんが、地元物件に対する情報の濃さは、こちらに軍配が上がります。

お客様の具体的な条件に対し、ピンポイントの物件をご提案できるのが強みです。

物件の買い取りをしている会社であれば、大手にはない『かくし玉』と呼ばれる優良物件を持っていることがあります。

お客様の数が大手ほど多くはないため、営業マンが一人のお客様に使える時間は必然的に増えます。

難しいケースに対して『社員一丸となって取り組む』風土があるなど、組織内で融通が利きやすいことも利点です。

会社の知名度は低くとも「○○さんなら、しっかりと話を聞いてくれるし、真剣に考えてアドバイスをしてくれるよ」と、営業マン個人への信頼度が高く、紹介客が多いことも中小の特徴です。

また、この業界に少し詳しい人から「免許番号の大きいところを選んだ方が良いよ」というアドバイスを受けたことはありませんか?

免許番号には、同一の都道府県内のみで営業する『都道府県知事免許』と、2つ以上の都道府県に事務所を設置する『国土交通大臣免許』の2種類があります。

現在は5年毎(平成8年までは3年毎)に更新されるため、免許番号が『1』なら独立したての会社、『10』なら50年近く営業を続けている不動産業者ということになります。

ただし、都道府県知事免許から国土交通大臣免許に変更した場合、免許番号は『1』に戻ります。

また免許番号は会社に与えられるものなので、親から会社を受け継いだばかりの2代目社長が経営していても、番号が減ることはありません。

そのため「番号が大きい方が良い」「規模が大きい国土交通大臣免許の方が良い」とは一概には言えませんが、覚えておいていただければ、判断材料の一つになるかも知れません。

いずれにしても、自分に合う会社や担当者と出会うためには1社だけではなく、2~3社を訪れ、まずは自分の希望を伝えてみることをお勧めします。

ワンポイントアドバイス

・大手規模の営業マンの強みは幅広いエリアの豊富な情報

・中小規模の営業マンはピンポイントで提案できる情報の濃さが強み