親にはいつ話すのがいいのか?
マイホーム購入を開始すると、考えること、決めなければならないことがたくさんあります。
家庭内では頻繁に話し合いを行うでしょうが、離れた場所にいる両親のことは、どうしても忘れがちです。
たくさんの物件を見て回り、気に入った家を見つけて、しっかりとした資金計画も完成した。
それではローンの審査が通ったら前向きに話を進めていきましょう……という段階で、
「親御さんには、もうお話しされましたか?」
「そういえば、まだ話していないですね。今夜にでも電話してみます」
こうなると、ちょっと厄介です。
不動産の購入は高額の取引です。ご両親や兄弟には「家を買う」という決意を、必ず事前にお話ししておいて下さい。なぜなら「親御さんに反対されてひっくり返ってしまった」というケースが、実に多いからです。
「来週ローンの審査が通ったら、3000万円の家を買おうと思っているんだ」
自分の子どもが突然そんなことを言ったら、たいていの親御さんは不安になります。
「来週って、何でそんなに急なの?」
「いや、急に決めたわけじゃなくて、一応いろいろ物件を見てから……」
「不動産業者は悪徳業者が多いって言うじゃない。あなた、きっと業者に騙されてるのよ。私が行くまで、絶対に契約なんかしてはダメよ」
「……」
順調に進んでいたマイホーム計画は、ここで頓挫してしまいます。
親御さんからは不動産業者の顔が見えません。
『知らぬ間に我が子に高額の商品を売りつけている人間』が極悪人に思えるのも仕方のないことです。実際、ノルマをこなすためにしつこい営業をする不動産業者も確かにいます。
しかし、私たちは決して全員が『極悪人』ではありません。物件を諦めきれないが、親を説得する自信がない。そんなときは、ぜひ担当者にご相談下さい。何らかの対処方法を考えてくれるはずです。
根回しと段取りが重要です。
実際、私もお客様にお願いをされて、一緒にご実家へ行ったことがあります。
最初はとても警戒されましたが、親御さんが不安な気持ちになっておられることに理解を示し、息子さんが購入を決心をされるまでの経緯を詳細にお話しして、ご質問にも丁寧にお答えさせていただきました。
すると次第に親御さんの表情が和らいでいき、その日のうちに息子さんのマイホーム購入を承諾していただけました。
現在は贈与税がかなり軽減されているため、親御さんから資金援助を受けて家を購入する方もずいぶん増えました。
さすがにその場合は「家を買うつもり」であることは最低限伝わっているはずですが、高額の援助を受ける場合は、なるべく早めに親御さんに物件を見ていただき、ご意見をもらったり、納得していただくことが肝要です。
ある程度決まってから「そういえば、親に見せていなかった。遠方から呼ぶので、少し待ってもらえますか」という事態は、できれば避けたいものです。
2、3日後ならともかく、1~2週間後では、他の方が契約を結んでしまう可能性があります。
当たり前ですが、いい物件は人気が高いので、油断をするとすぐに売れてしまうものなのです。
その時は縁がなかったんです。ではなくて、根回しや段取りが悪かったのです。
そのため本命に近い物件を見に行くときは、できれば親御さんも一緒に来ていただき、その場でご意見も聞きながら決めた方が、手っ取り早いのでお勧めです。
お客様自身がたくさんの物件を見て、その中から「ここがいい!」と選んだ後に親御さんを呼んでも、親御さんはその物件1件しか見ていないため、良さが分かりません。
「これはあまりいい家じゃない」「もっと他にいい家があるんじゃないの?」となります。
親御さんに納得していただけず、まとまりかけていた契約が流れてしまったケースもあります。
残念なことですが、どうしてもご理解いただけない場合は、ご購入を見送っても良いと思っています。
反対を押し切ってマイホームを買うことで、ご両親との関係が悪くなることを、私たちは決して望んでいないからです。
マイホームの購入がみんなに祝福される人生のイベントになるためにも、ご家族の方には早めにお伝えしておいて下さい。
ワンポイントアドバイス
- 家を買うと決めたら、親や兄弟には早めに伝えておく
- 後々のトラブルを避けるためにも、本命の物件は親と一緒に見に行こう
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