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家づくりの知識

庭に一部屋増築したい!家を3坪増築したくなったら

庭に増築したい! 八王子、相模原に強いリノベーション MyDesignリノベstudio株式会社Izumida

例えば、若い夫婦が新居を購入することを想像してみましょう。
若い夫婦には子供がやがて生まれ、そしてスクスクと成長して行きます。

その次に第2子が誕生したとします。…この様にして最初は「若いカップル」だったのが「家族」へと成長して行きます。
さて、最初に「新居を購入した…」と述べましたが、この新居においても様々な変化もあることでしょう。
設備も老朽化するでしょうし、壁紙や床材などのリフォームも必要となるかも知れません。

しかし、状況によっては、その様なリフォームでは対応し切れないケースも出て来ます。…例えば「部屋が足りない」という事態です。
そして、この場合の対応策は「増築」です。
そこで、ここでは「増築」をテーマにして、利便性や建築構造、そして注意点について述べたいと思います。

一部屋増えるとどれだけ便利か

「部屋がもう1つあると良いのに…」と考える人は多いと思います。
しかし、増やした部屋をどの様に活用すべきかを考えておかないと、せっかく部屋を増やしたとしても、部屋を上手に使い切れない事態にもなり得ます。

ですから増築に取り掛かる前には、これから作る部屋をどうするかイメージしておいた方がおすすめです。
そこで、ここではいくつかの部屋の使い道のイメージを挙げてみたいと思います。

リノベも新築も!施工事例多数 MyDesignリノベstudio-株式会社Izumida
株式会社Izumidaは「建築技術を持った不動産会社」であり「不動産取引に強い建築会社」です。

キッズスペース

子供が小さい内は、ちょっとした遊び場をリビングの端に設けるのでも良いのかも知れませんが、子供が大きくなると、やはりそれなりのスペースが欲しいところです。

子供は大きくなって来ると、自分自身の世界を持つ様になるからです。
増築する部屋を子供部屋とするのは良策です。

子供は大きくなると、自分の世界を持つだけでなく、自立の準備も始めなくてはなりません。
そのためにも自分の空間があった方が良いと思われます。
確かに子供に目が届きにくくなるので心配にはなるでしょうが、親としても子供を送り出すための「心の準備」がいずれ必要となります。
増築を機に、子供との接し方を改めて考えるのも、もしかしたら良いのかも知れません。

ワーキングスペース

昨今の新型コロナウィルス感染症の猛威を機に、労働者の働き方が急激に変わっています。
テレワークの急激な一般化です。

在宅勤務は今までも確かにあったのですが、まだまだ一般的とは言えませんでした。
しかし、今般の騒動において、今まで縁の遠かった業種に至るまで広がったとも言えるでしょう。

さて、「会社での勤務」から「自宅での勤務」に変わった訳ですが、元々の家がテレワークを前提にしていたケースは非常に少数派では無いでしょうか。
リビングでノートパソコンを開いて仕事をする人も多かったことと思います。

ところで、増築する部屋をテレワークのためのスペースに充てるのも、おすすめ出来る使い道です。
気が散る環境は、仕事に向いているとは言い難いです。
やはり、集中出来るスペースは必要で、生産効率を上げる上でも重要だと思われます。

趣味のスペース

趣味を楽しむためにも、ある程度のスペースは欲しい物です。
と言うのも、例えばイラストを描くのが趣味な人は、やはり画材を広げるスペースが欲しいでしょうし、何かのコレクションをする人においても、収集した物を置くスペースが必要となります。

趣味のスペースとしては、例えばロフトなどを設ける手段もありますが、ロフトでは高さなどに制限があり、十分なスペースの確保は難しいです。
しかし、増築で趣味のスペースを造るならば、思い切り趣味に没頭出来る様になることでしょう。

収納スペース

収納スペースに困る人も多いと思います。
しかも、大きな物を片付ける場合は特に必要性を感じる人も多いでしょう。

例えば、サーフボードやスキー板などの様な、大きくて片付けるのに困る物は、やはり収納スペースに困る物です。
確かにこれらもロフトなどに片付けることも可能なのですが、ロフトなどは高い位置になるので、持ち上げるのも苦労します。
しかし、独立した収納庫を造ることが出来れば、その様な大きな物でも収納に困らりません。

増築と建築構造について

ここで、増築と住宅の構造について考えてみましょう。
取り上げるのは、住宅として使われている構造です。

木造在来工法

木造在来工法は軸組工法とも呼ばれ、建物の主要構造部分を柱や梁、そして筋交いで構成する物です。
基本的には「線」で建物を造るため、壁の撤去や移動などもしやすいです。

尚、在来工法は耐震性において劣る様にも思われていましたが、2000年の耐震基準の改正により、強度が非常にアップしています。
また、壁の移動と同時に耐震リフォームも容易なので、増築に非常に向いている構造と言えるでしょう。

ツーバイフォー工法

ツーバイフォー工法とは軸組工法とは異なり、構造を壁で構成する構造の建物です。
構造はツーバイフォー材と呼ばれる木材と合板でパネルを製作し、それを組み合わせて構造を作ります。

さて、増築に関しては、壁で構造を構成するために難易度が高いと言われていました。
ただ、これはツーバイフォー工法では増築は不可能…と言うよりも、この構造に詳しい業者が多くは無かったから…の様です。

実際、ツーバイフォー工法でも増築は可能です。
ただし、ツーバイフォー工法を造るには一定のルールが必要で、それを順守する必要があります。

鉄骨造

鉄骨造は鉄骨で住宅の主要構造を作り、その構造に壁や床などを設置して家を造ります。
造っているのは、大きなハウスメーカーが多く、部材などは各メーカーの工場にて製作されて現場にて組み立てられます。

ところで、この構造の増築ですが、意外に注意が必要で、簡単には行かない場合もあります。
と言うのも、構造そのものがメーカーで強度を計算されていて、耐震性などが判定され、その判定は他に出されないからです。
このことは「勝手に増築した場合には強度がどうなるか不明」となることを意味しています。
そのため、業者選びから注意する必要もあり、判断が難しいのです。

鉄筋コンクリート造

鉄筋コンクリート造の場合、壁で強度を保持する物と、柱や梁で強度を出す物があります。
この内、壁で強度を維持する構造の場合は増築が難しく、柱や梁で強度を出す物が比較的判断が容易です。
と言うのも、壁で構造を支持している物は、外壁部分の壁を加工して開口部を造ることが強度的にも影響するからです。
しかも、その影響がどの様な物かが判定しにくいからです。

その一方、柱や梁で構造を支える物であれば、強度的な心配は減ります。…とは言っても、コンクリートの壁を加工するのは、やはり骨が折れます。ですから増築も楽では無いでしょう。

増築する際の注意点

次に、増築に関する注意点について、代表的な物を取り上げたいと思います。

確認申請が基本的には必要な場合もある

建築物を建てる時は行政が、その建物を確認することになっています。
その確認に関係する手続きが確認申請です。
そして、この確認申請ですが、軽微なリフォームであれば必要の無い場合もありますが、床面積を変える様な大規模なリフォームの場合は必要となります。

そして、増築は床面積を追加する改装に当たるため、確認申請は必要となります。
ただし、この確認申請ですが、条件によっては不要になる場合もあります。
それは、土地が準防火・防火地域以外の部分で、10㎡以下の増築となります。ですから、増築を検討する場合、土地の条件と面積の確認をしっかりとする必要が出て来ます。

建ぺい率や容積率を確認する

土地には法律によって建ぺい率と容積率が定まっていて、建物の床面積にも制限が発生します。
そのため、その法的制限を超える様な増築は不可能なので、計画時にはしっかりと確認する必要となります。

耐震性にも気を付ける

建物を増築すると、建物の構造の組み方が大きく変わるだけではありません。建物の重量もアップするため、強度の判定条件が変わって来るのです。
そのため、増築に当たっては、主要な部分を補強するなどして、耐震性の低下に気を付けなければなりません。

キッチン・トイレなどの水まわり設備を設置する場合

増築する部屋に水道を引き、キッチンやトイレなどを設置する場合には注意が必要です。
と言うのも、その様な水まわり設備は配置の状況によっては、可能な物とするべきでは無い物に分かれるからです。
仮に、配置を気にせずに設置した場合、排水が詰まりやすくなるケースが多くなります。

と言うのも、排水をスムーズにするためには、排水管に適切な傾斜を取る必要があるからです。
仮に、この傾斜が不適切の場合はスムーズに流れ無い場合が増えるのです。
そして、傾斜を保つためには、水まわり設備の位置に気を付けなければなりません。
水まわり設備は配置が重要であることを覚えましょう。

アンペア数に気を付ける

建物を増築し、その部屋を何らかの居室にする場合、その部屋にはエアコンなどの冷暖房設備を置くことも必要になると思います。
また、キッチンなどを設置する場合には、炊飯器や電子レンジ、あるいはIH調理器具などの設置も考えられるかも知れません。
しかし、その場合には、よく注意する必要があります。

と言うのも、建物全体の電気のアンペア数は基本的には決まっていて、変えるためには電力会社との契約変更まで検討しなければならないからです。

仮に、アンペア数を上げないで、増築した部屋に前述のエアコンの様に電気を食う設備を設置して、フルパワーで動かす時などは、アンペア数を超えるリスクも高くなり、ブレーカーが落ちるリスクも高くなってしまいます。
計画時には、電気の件まで良く気を付ける様にしたい物です。

まとめ

部屋の増築は住宅の利便性を大きく向上させる物ですが、制限や注意点もあることが分かったことと思います。
しかし、逆から言えば、「その注意点さえ気を付ければ増築は可能」であるとも言えます。
ですから、増築を検討する時には、技術力の確かな会社を選ぶ必要があります。
業者選びをしっかりとして、より良い家造りをしましょう。

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