「基礎」と聞くと、コンクリートの部分を思い浮かべる方が多いかもしれません。 しかし、家を支えているのは、コンクリートだけではありません。 実は、家づくりは地中深くから始まっているのです。
構造見学会【基礎編】では、普段は見ることのできない、地盤と基礎の関係性を徹底解説! 地盤調査の結果と合わせて、基礎工事の全貌を、分かりやすくご説明します。 今回はシリーズ第1弾として、家づくりの「土台」となる基礎に焦点を当てます。
基礎は、地中から始まっている!
建物の重さをしっかりと支え、地震の揺れを受け止めるのは、地盤と基礎が一体となった部分です。 いくら頑丈な基礎を作っても、その下の地盤が弱ければ、家は傾いたり、倒壊したりする危険性があります。
地盤の強さに応じて、最適な基礎を設計・施工することが、非常に重要です。 地盤が弱い場合には、地盤改良工事が必要になるケースもあります。
地盤調査で、土地の「個性」を知る
家を建てる前には、必ず地盤調査を行います。 地盤調査によって、地盤の強さや性質、地層の構成などを詳しく調べます。
この調査結果に基づいて、
- どのような基礎が適しているか
- 地盤改良工事が必要かどうか
を判断します。
【当社では、地盤調査の結果、55%のお客様で地盤改良が必要という判定が出ています。
地盤改良には、
- 表層改良: 比較的浅い範囲の軟弱な地盤を、セメント系固化材などを用いて固める工法です。
- 柱状改良: 土の中に、コンクリート製の柱を何本も作る工法です。軟弱な地盤が比較的深い場合に用いられます。
- 鋼管杭: 鋼製の杭を地盤に打ち込み、建物を支える工法です。非常に強固な支持層がある場合や、狭小地での施工に適しています。
など、さまざまな工法があります。見学会では、採用している地盤改良工法(または、お客様の土地の状況に最適な工法)について、詳しくご説明いたします。


建売・モデルハウスでは分からない、地盤と基礎の関係
建売住宅やモデルハウスでは、地盤調査の結果や、基礎工事の過程を見ることはできません。 しかし、構造見学会【基礎編】では、
- 地盤調査報告書の内容
- 地盤改良工事の様子(必要な場合)
- 基礎の配筋、型枠(※型枠取り外し後)
など、地盤と基礎に関する全てを、お客様ご自身の目でご確認いただけます。 「自分の家は、どんな地盤の上に、どんな基礎で建てられているのか?」 その目で確かめることができる、貴重な機会です。

「今しか見られない」基礎の姿
基礎工事は、建物の建築工程の中でも、最初に行われる工事の一つです。コンクリートを流し込み、しっかりと養生期間をおいて強度を確保した後、建物の骨組みを組み上げる「上棟」へと進みます。
今回の見学会では、コンクリート打設後、養生期間中の基礎をご覧いただけます。 家が建ってしまうと、基礎は完全に隠れてしまい、二度と見ることはできません。
基礎見学会で、こんなことが分かります!
- 地盤調査報告書の説明: 専門用語を使わず、分かりやすく解説します。お客様の土地がどのような地盤なのか、なぜベタ基礎が適しているのかをご説明します。
- 地盤改良工事の見学(改良判定有りの場合): 実際の工事の様子をご覧いただけます。(※工事の進捗状況によっては、写真や動画でのご説明となる場合があります。)
- ベタ基礎の構造解説: なぜベタ基礎が地震に強いのか、その構造的な特徴を、実物をご覧いただきながら詳しく解説します。
- 配筋のチェック(※型枠取り外し後): 鉄筋の太さ、間隔、組み方など、耐震性を左右するポイントを、完成した基礎でご確認いただけます。
- コンクリートの品質: 使用したコンクリートの強度や、適切な養生期間(コンクリートが固まるまでにかかる時間)についてご説明します。
- 専門スタッフによる解説: 地盤と基礎に関する疑問や不安に、専門スタッフがお答えします。どんな些細なことでも、お気軽にご質問ください。
ぜひ、構造見学会【基礎編】へご参加ください!
家づくりは、地盤と基礎から始まります。構造見学会【基礎編】で、普段は見ることのできない、家づくりの「土台」をしっかりと確認し、安心・安全な家づくりを実現しましょう!
完全予約制、参加無料となっておりますので、ぜひこの機会にご参加ください!
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