こんにちは!MyDesign/株式会社Izumidaの泉田です。
注文住宅を建てる際、昔から「上棟式」という儀式が行われてきました。 柱が立ち、家の骨組みが出来上がったことを祝い、工事の安全を祈願する大切な儀式です。
しかし、MyDesignでは、あえて伝統的な上棟式は行わない選択をしています。 今回は、その理由と、私たちが代わりに大切にしている、注文住宅ならではの取り組みについてお話ししたいと思います。
上棟式を行わない理由
かつての上棟式は、棟梁と呼ばれる大工さんが中心となり、地域の職人さんたちと共に行うものでした。 家への想いを共有し、共に喜びを分かち合う、温かい場だったと思います。
しかし、現代の注文住宅の建築現場は大きく変化しています。
- 専門職化とスピードアップ: 近年、上棟作業は「棟上げ屋さん」と呼ばれる専門の職人さんが複数人で担当することが一般的です。これは、1日で屋根の野地板まで仕上げてしまうため、安全性を最優先に考えた結果です。
- 安全面への配慮: クレーンなどの重機を使う上棟作業は、危険を伴います。安全を第一に考えると、儀式を行うよりも、作業に集中できる環境が重要だと考えています。
- 費用と時間の効率化: 上棟式には、お供え物や食事、ご祝儀など、費用と時間がかかります。簡略化が進む現代の家づくりにおいて、これらの負担を軽減することも、お客様のためになると考えています。
もちろん、上棟式が持つ意味や価値も理解しています。 しかし、私たちMyDesignは、形だけの儀式よりも、もっとお客様の心に寄り添い、ご家族の「今」を大切にしたいと考えています。
MyDesignが大切にしていること:【手形式】と構造見学会
上棟式の代わりに、MyDesignでは、外周部のボードが貼られたタイミングで、以下の2つのイベントを開催しています。
【手形式】 ご家族皆様の手形を、木の板に朱色の塗料でぺたぺたとつけていただきます。 お子様の小さな手形、ご夫婦の温かい手形…。 鮮やかな朱色が、ご家族の明るい未来を象徴しているようです。 この手形板は、完成後には見えなくなる天井裏などに大切に貼り付けます。 まさに、世界に一つだけの、ご家族の想いが詰まった家となるのです。

手形は、時が経つにつれて、かけがえのない宝物になるはずです。 お子様が成長した時、ご家族で家づくりの思い出を語り合う、素敵なきっかけにもなるでしょう。 もちろん、地鎮祭の際に神主様からいただいた上棟札も、適切な場所にしっかりと配置させていただきます。ご安心ください。
【構造見学会 】完成してしまうと見ることができない、家の構造部分をじっくりとご覧いただきます。 MyDesignの注文住宅へのこだわり、安心・安全への取り組みを、直接感じていただける機会です。 家づくりのプロとして、構造について詳しくご説明させていただきますので、疑問や不安な点があれば、何でもお気軽にご質問ください。
MyDesignが目指す、心に残る注文住宅
私たちは、家は建てて終わりではなく、そこからご家族の物語が始まると考えています。 だからこそ、家づくりの過程も、ご家族にとってかけがえのない思い出となるよう、心を込めてお手伝いさせていただきます。
【手形式】や構造見学会を通して、ご家族の絆が深まり、家への愛着が育まれることを願っています。
MyDesignは、これからもお客様の想いに寄り添い、世界に一つだけの、心に残る注文住宅をお届けします。
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