マイホーム、どう選ぶ? 多くの人が直面する悩み
マイホームを考え始めた時、多くの方が最初に突き当たる大きな選択肢。 それは、「新築(注文住宅)で理想の家をゼロから建てるか」、それとも「中古物件を購入して自分たちらしくリノベーションするか」という問いではないでしょうか。
かつては、初めて家を持つ一次取得層の方は新築、子育てを終えた世代の方は建て替えかリノベーションか、という傾向がありました。しかし近年、国の空き家対策の後押しもあり、中古住宅市場が活性化。
一次取得層の方々にとっても「中古を買ってリノベーション」がぐっと身近な選択肢になりました。土地を買って注文住宅を建てる方、実家を建て替える方、中古マンションや戸建てをリノベーションする方…住宅を手に入れる手段は、今や本当に多様化しています。
選択肢が増えたことは素晴らしいことですが、同時に「自分たちにとって、どの選択が本当にベストなのだろう?」と迷ってしまう方も少なくありません。価格はもちろん大切ですが、それだけで決めてしまって良いのでしょうか? MyDesign/株式会社Izumidaには、まさに今、この岐路に立って悩まれているお客様からのご相談が、最近特に増えています。
まずは、あなたの『想い』に耳を澄ませて – 心の中の理想の暮らしを、言葉に
診断の第一歩は、テクニカルな分析ではありません。まずは、あなたとご家族が、どんな暮らしを理想としているのか、その「想い」をじっくりとお聞かせいただくことから始まります。
「こんな家に住みたい」という具体的なイメージはもちろん、「今の住まいのここが不便」「将来はこんな風に暮らしたい」といったことまで、リラックスしてお話しください。言葉にしにくい部分は、無理にまとめる必要はありません。
私たちは、ただご要望を伺うだけでなく、会話の中から、ご自身でも気づいていないかもしれない大切な価値観や、潜在的なニーズを丁寧にすくい上げます。「『こんなはずじゃなかった…』と後悔しないために」、例えば「家で仕事をする可能性は?」「来客の頻度は?」「収納で一番重視することは?」といった、具体的な暮らしに関わる質問もさせていただきながら、理想の暮らしの解像度を上げていきます。
次に、『現状』の把握 – プロの目で現実を多角的にチェック
理想の暮らしのイメージが見えてきたら、次は「現状」を客観的に把握します。ここからは、不動産と建築、両方のプロの視点が不可欠です。
- 安心の資金計画: 将来を見据えたライフプランニングを行い、無理なく、笑顔で暮らしていける予算を明確にします。
- 不動産の視点チェック: 土地探しや中古物件探しが必要な場合、希望エリアの相場や法規制はもちろん、例えば「前面道路の種類は?」「隣地との境界は明確か?」といった細かな点も確認します。物件のポテンシャルとリスクを評価します。相続不動産の場合は売却査定も行います。
- 建築の視点チェック: 建て替えやリノベーションをご検討なら、建物の現状把握が重要です。図面や現地確認に加え、必要であればインスペクション(建物状況調査)をお勧めします。インスペクションでは、例えば「基礎のひび割れの状況」「屋根裏の雨漏り跡の有無」「断熱材の状態」などをチェックし、必要な改修とその費用感を予測します。
このように、「想い」だけでなく、現実的な条件や専門的な情報を整理していきます。
そして『未来』のシミュレーション – 可能性を比較検討する
『想い』と『現状』を踏まえ、いくつかの具体的な選択肢(新築プラン、リノベーションプランなど)について、その可能性をシミュレーションします。
単にプランを並べるだけでなく、それぞれの選択肢について、例えば、
- 初期費用(土地・建物・諸経費など)
- ランニングコスト予測(光熱費、メンテナンス費など)
- メリット(実現できること)
- デメリット・懸念点(注意すべきこと、妥協が必要な可能性)
- 実現できる暮らしのイメージ
などを一覧で比較検討できるように整理し、お客様が判断するための客観的な材料をご提供します。「どちらが良い/悪い」ではなく、「どちらが、より自分たちの価値観やライフプランに合っているか」を考えるためのステップです。
『暮らしの診断』を経て、道が開けた方々の事例紹介
この丁寧な『暮らしの診断』プロセスを経ることで、漠然としていた悩みや希望が整理され、ご自身にとって最良の道が見えてくることがあります。実際に、診断を経て理想の住まいを実現された方の事例をいくつかご紹介しましょう。
- ケース1:当初は「新築一択」と考えていたA様ご夫妻(30代・お子様1人) 希望学区内に注文住宅を建てたいが、土地価格が高く予算オーバー気味。「中古リノベは性能が心配」とのこと。 →診断の結果、希望エリア内で構造がしっかりした中古物件を発発見。性能向上リノベで新築同等の快適さを確保しつつ、総予算を大幅に削減。予算内で理想の立地に住むことを実現されました。
- ケース2:「建て替え」か「大規模リノベ」かで悩まれていたD様ご夫妻(60代) 老朽化した住まいの耐震性に不安。建て替えかリノベか迷いつつ、愛着のある庭や柱は残したいという想いも。 →診断(インスペクション)で建物の状態を客観的に把握。適切な補強・改修で十分な性能を確保でき、愛着のある部分も残せる大規模リノベーションを選択。思い出と共に安心して暮らせる終の棲家が実現しました。
- ケース3:二世帯住宅の計画で意見がまとまらなかったE様ファミリー 親世帯との同居を計画。親御さんは住み慣れた家への愛着が強く、子世帯はプライバシーを重視。予算にも限りがあり、新築・増築・リノベの間で結論が出ずにいました。 →診断で両世帯の想いを丁寧にヒアリングし、建物の現状と可能性を分析。新築の場合も含めた複数の選択肢(コスト、工期、プライバシー確保度、親世帯の負担等)を比較検討。最終的に、親世帯の想いも尊重し、既存家屋一部を活かした分離型増築リノベーションという、ご家族全員が納得できる形を見つけ出しました。
- ケース4:相続した実家をどうするかで迷っていたG様ご夫妻(40代・お子様2人) 奥様のご実家を相続したものの、建物は古く、今の家族には間取りも合わず耐震性なども不安。「実家を売却して別の土地で新築するか、この家をリノベーションして住むか」で悩んでいました。実家の売却価格やリノベーション費用も不明な点がネックでした。 →診断では、まずG様の新しい暮らしへの希望を伺うと同時に、ご実家への想いも確認。次に、不動産のプロとして実家の売却査定を実施し、建築のプロとして詳細なインスペクションで建物の状態とリノベーションの可能性を評価しました。その上で【売却→土地購入→新築】と【実家リノベーション】の2つの選択肢について、費用、メリット・デメリット、暮らしのイメージなどを具体的に比較提示。 →結果、実家の建物はしっかりしており、適切なリノベーションで性能・間取り共に理想に近づけられること、売却して新築するより総費用を抑えられる可能性が高いことが判明。G様は診断結果に納得し、ご実家を大規模リノベーションして住むことを決断。不動産と建築、両面からの診断が、最適な選択へと繋がりました。
これらはほんの一例ですが、丁寧な診断プロセスを経ることで、お客様それぞれの状況に合わせた、納得のいく答えが見つかるのです。
診断の全貌は、ぜひ直接お話しさせてください
今回は、MyDesignの『暮らしの診断』の舞台裏を、ほんの少しだけご紹介しました。この診断が、お客様にとって後悔しない家づくり、そして幸せな未来への第一歩となることを、私たちは確信しています。
「もっと詳しく聞いてみたい」 「私たちの場合は、どんな診断になるんだろう?」
そう感じていただけたら、ぜひお気軽にお声がけください。診断の全貌、そして、あなただけの最適な家づくりの進め方について、直接お話しさせていただければ幸いです。無理な営業は一切いたしませんので、安心してご連絡くださいね。



