無駄なく使う北海道の間取り

北海道に対してどのようなイメージを持っているのでしょうか。
多くの人は、寒い、雪が多い、光熱費が高そうといったイメージがおおいようです。
北海道に住んでいる人にとって、住まいでの絶対条件のひとつに、いかに冬の厳しい環境を快適に過ごすのかといった点があるでしょう。
北海道の住宅間取りは、エネルギーを効率的に使って、寒い外的環境の中を快適に過ごすという大きな特徴があります。
雪や冬の寒さからどうやって暮らしを守っていくのかという問題に対するさまざまな工夫が施されている北海道の間取りについて詳しく解説していきましょう。

北海道の間取りの特徴1 ゆったりとしたスペースが多い


北海道民の気質としておおらかでセカセカしておらずどっしりとしているということが特徴として挙げられます。
まさに北海道の雄大さを象徴しているような気質ですね。
あわせて、北海道自体の国土は47都道府県中一番広いことから、狭小地にコンパクトな家を建てるのではなく、他府県に比べると広めの家を建てることが多いのです。
間取自体も一部屋が広くて、仕切りがあまり多くありません。
これは、暖房機能を有効的に利用するためにこまごまと区切っていないという北海道ならではの特異性も見え隠れします。
北海道民の気質に合わせたゆったりと広めの間取りが好まれます。
ゆったりと広々とした間取りの中にも、暖かで快適な住まいのために無駄な部分を極力減らすような造りになっています。
特にダイニングは広く造ってあり、家族全員がダイニングでゆったりと過ごすことができるような仕様にしています。
厳しい寒さをダイニングにみんなが集まって過ごすという意味合いからもダイニングは広く取っています。

北海道の間取りの特徴2 寒さ対策、暖炉や薪が利用されている。


北海道での住まいの特徴として、エアコン暖房をほとんど利用していません。
なぜならあまりにも外気が冷えすぎているのでエアコン暖房があまり有効とはいいにくいからなのです。
最も多く利用されているのが灯油ストーブです。
部屋全体が温まることも早く、光熱費も電気代などと比較すると安価で使うことができます。
暖房用ボイラーを使ってセントラルヒーティングもよく利用されています。
究極の節約暖房としては暖炉や薪ストーブも使われている家庭が多いです。
薪の木を自分で切ってくべると、費用は一番節約できます。
北欧などでは、お洒落な暖炉や薪のストーブが家全体のデザイン性を高めてくれますが、北海道も例外ではありません。
寒冷地ならではのお洒落な暖房器具が北海道での生活の質を高めています。

北海道の間取りの特徴3 高気密高断熱で空間を生かす


北海道の暮らしにおいて高気密高断熱は絶対に欠かせない造りです。
高気密高断熱のため、暖房器具一台で部屋全体か暖かく、空間を大きく活かすことが可能となります。
天井高を高く取って、ゆったり感を強調することが可能な間取りができますし、吹き抜けを造ることもできるのです。
寒いからといって、コンパクトに狭い間取りにするのではなく、ゆったりとした住まいを実現させるために高気密高断熱という家の性能を高めた造りにして快適さを追求しています。

北海道の間取りの特徴4 計画換気がきちんと行える間取りにしている


高気密高断熱の家で絶対に欠かせないのが計画換気です。
気密性が高いために湿気がこもりがちなことも北海道の間取りにおいては気になるところです。
湿気が逃げるところがないためにカビや結露が発生してしまうので、これらに対する対策が計画換気といわれています。
しかし、換気するということは窓を開けて外気を取り入れるということです。
熱効率を下げないように効果的に換気を行うことがポイントです。
断熱性や気密性が進化してきている昨今は特に計画換気をしっかり行わなければいけませんので、計画換気が行えてかつ、熱効率を下げない間取りが重要視されています。

北海道の間取りの特徴5 玄関に風除扉を設けている


北海道に限らず寒冷地の特徴として玄関に風除扉や風除室を設けていることが多いです。
出入りが一番多い玄関は、外気が一番入る場所でもあります。
そのため、玄関の開け閉めだけで外気が入り熱効率が落ちてしまいますので、外気をなるべく入り込ませないような工夫がされているのです。
その工夫が風除扉や風除室です。
外気の冷たい空気をなるべく部屋の中に入れないようにすることや北海道は風も強いときがあるので急な開閉を防ぐための工夫として設置されています。

北海道の間取りの特徴6 窓は二重や三重のガラスで断熱


北欧の寒冷地、フィンランドに見られる特徴として大きな窓を設置してデザイン性のある家が多いことが特徴です。
北海道でも気候がフィンランドに似ているため、このようなデザイン性のある窓を使った間取りが見受けられます。
ポイントは大きな窓です。
大きな窓はデザイン性や美しさを高めてくれます。
しかし、大きな窓があるとどうしても心配しなければいけないのが結露でしょう。
更に北海道の家は高気密ですので、さらにリスクは深まります。
そのため、北海道のガラスはほとんどがペアガラスや三重のガラス窓でつくられています。
豊かなデザイン性のある間取りを実現させるために二重三重のガラスでカバーしているのです。

北海道の間取りのデメリットは何?


寒さを解消して家の中で快適に暮らすためにさまざまな工夫が凝らしてあることが北海道の家つくりや間取りの特徴です。
そのために、一般的な住宅建築よりも費用の面では割高になってしまいます。
床暖房などを設置する家庭も他府県に比べると多いのですが、それだけ費用がかかってしまいます。
また、十分な広さがない家だと、ゆったりとした気質に合わせた間取りが作りにくいといった点もデメリットとして挙げられるでしょう。
北海道での家つくりや間取りの計画はかけることができる費用を十分に考えながら行わなければ、のちのちの生活に大きな妨げになる可能性も考えられます。

まとめ


北海道は、土地柄や気質により、外は寒いながらも家の中は暖かく快適に過ごす間取りつくりが求められます。
まずは、効率的な暖かさを保つことができる間取りつくりを一番に考えましょう。
家の中での快適な暮らしはライフスタイルを大きく向上させることができますし、他にはない寒さのストレスを大きく軽減してくれます。
そのなかで自分が求める間取りをうまくマッチさせることが大切です。

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