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家づくりの知識

憧れの間取りにリノベーション!快適な住まいを作る間取り変更

「購入した中古住宅の間取りが使いにくい」「家族構成が変わって暮らしにくさを感じる」など、間取りの使いにくさに悩んでいませんか。使いにくい間取りは、リノベーションによって変えることができます。

今回は、よくある間取り変更や、おすすめの間取り変更パターンをご紹介します。快適な住まいづくりの参考にしてみてください。

間取り変更パターン1|LDKを広くする

キッチン、ダイニング、リビングがそれぞれ独立していると、狭さや暗さ、使いにくさを感じることもあるでしょう。壁を取り払って広いLDKにすると視界が開けて、開放的な空間をつくれます。

独立したキッチン、ダイニング、リビングをひとつにまとめるパターンや、リビング横にある和室や洋室を取り込んで、広くするパターンなどがあります。広くしたLDKの一角に、小上がりや畳スペースをつくり、空間をゆるく分けることも可能です。

広いLDKは、家族が集まりやすく、コミュニケーションがとりやすくなることが期待できます。家事をしながら幼い子どもを見守ったり、リビングで勉強する子どもを見たりと、家事と育児の両立の手助けにもなるでしょう。

LDKの中でも特にリビングを広くしたい場合は、キッチンとダイニングの配置に工夫して、コンパクトにまとめるのもおすすめです。キッチン横にダイニングを並べる方法や、キッチンカウンターとダイニングテーブルを一体にする方法などがあります。

間取り変更パターン2|キッチンの形状を変更

キッチンが使いにくいと、調理のたびにストレスを感じてしまうこともあるでしょう。キッチンの形状を変えるのも、人気の間取り変更のひとつです。ライフスタイルに合わせて、壁付けキッチンや対面キッチンなどの形状を選べます。

壁付けキッチンの場合はデッドスペースができにくく、キッチンのすぐ後ろにダイニングテーブルを置くと、配膳しやすいなどのメリットがあります。ただし、調理中はリビングやダイニングにいる家族とコミュニケーションがとりにくいこと、部屋からキッチンが見えやすい点などには注意しましょう。

対面キッチンは、ある程度のスペースを要するため、広さの確保が必要ですが、多くのメリットがあります。家事をしながらでもリビングやダイニングにいる家族と会話しやすく、幼い子どもも見守りやすいでしょう。雑然としがちなキッチンまわりがリビングから見えにくい点や、調理中の動線をコンパクトにまとめやすいことも魅力です。

間取り変更パターン3|水まわり設備を集約

キッチンや洗面、浴室、トイレなどの水まわり設備を1か所に集中させると、家事動線や生活動線がよくなることが期待できます。たとえば、洗濯機置き場と浴室が近いと、お風呂の際にすぐに洗濯物を洗濯機に入れられて便利です。また、キッチン横に洗面スペースを設けると、洗濯や調理の家事動線がコンパクトになり、効率的に家事ができて時短につながるでしょう。

さらに、洗面やキッチンの入り口を2か所設けるなどして、回遊動線を確保することで、それぞれの家族の動線がぶつかるのも防げます。忙しい朝の時間帯なども、快適に動けることが期待できます。

水まわりの移動は配管工事などが必要なため、費用がかさみやすくなる点には注意が必要です。ただし、水まわり設備を集約すると、分配管取り付けの長さを短縮できるなどのメリットがあり、さらに、水漏れなどのトラブルがあった際に、対応しやすいといった面もあります。

間取り変更パターン4|ランドリールームをつくる

ランドリールームは、洗濯に関する家事を1か所でできるようにしたスペースです。洗濯機や乾燥機を配置するだけでなく、物干しスペースの確保と、アイロンがけや洗濯物をたたむスペースも設けることで、洗濯物を洗う、乾かす、たたむといった家事をスムーズにすすめられます。洗濯に関する家事が1か所で完結すると、無駄な移動をしなくて済むため効率的です。

「花粉や黄砂、PM2.5などが気になる」「共働きで外干しできない」などの理由から、部屋干しを選ぶ方も多いのではないでしょうか。換気設備が整った、物干しスペース付きのランドリールームがあれば、天候や時間帯を気にせずに洗濯物を干せて、生活空間もすっきりと見せられます。

間取り変更パターン5|収納の充実

収納場所が足りないと、リビングなどの生活空間に物があふれてしまい、見映えもよくありません。リノベーションで収納場所を充実させる間取り変更をすると、お部屋をすっきりと見せられます。

衣類やバッグ、季節家電などをまとめて収納できるウォークインクローゼット、靴や自転車、ベビーカー、アウトドア用品を置ける土間収納、食品や調理器具を収納できるパントリーなどもおすすめです。クローゼットやパントリーをウォークスルーにすると、回遊性がアップします。壁一面に本棚をつくるなど、壁面を有効活用する方法もあります。

間取り変更パターン6|書斎や趣味スペースをつくる

書斎や個室がない場合、テレワークや読書、DIYなどをする際に、リビングや寝室などを使うことに、不便を感じるなら、仕事や趣味で使うためのスペースをつくってみてはいかがでしょうか。

個室として設けるのはもちろん、リビングや廊下、階段下などの一部を利用して、スペースをつくる方法もあります。個室にする場合、室内窓を設けることで、家族の気配を感じながら過ごせます。リビングなどの一角に設ける場合、パーテーションの設置や、壁に向かって座れる向きにデスクを置くなどの工夫をすると、集中しやすい環境をつくれるでしょう。

間取り変更パターン7|インナーバルコニーをつくる

インナーバルコニーは、バルコニーの部分が建物の内部にあり、屋根がついているのが特徴です。2階以上につくられるもので、気軽に屋外の雰囲気を満喫できるでしょう。

屋外ではあるものの、屋根があるため天候の影響を受けにくいのが魅力です。洗濯物や布団干しのスペースとして使う場合、急な雨の際にも安心です。強い日差しが気になるときも、直射日光を避けつつ、やわらかな風や屋外の雰囲気を楽しめます。

ガーデニングなどの趣味や、子どものプールや遊び場など、さまざまな用途で利用できます。チェアやテーブルを置き、セカンドリビングのようにして使うことも可能です。

まとめ

よくある間取り変更や、おすすめの間取り変更パターンを7つご紹介しました。暮らしにくさや使いにくさを感じる場合は、間取り変更によって快適な暮らしの実現もできます。住む人のライフスタイルや家族構成によって、暮らしやすい間取りは変わってくるものです。住む人に合わせて住まいを変えられるリノベーションで、快適に暮らせる間取りを実現してみてはいかがでしょうか。

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