中古マンションを購入してフルリノベーションをすることで、リーズナブルに理想の住まいを手に入れる方が増えています。共用物であるマンションは、戸建てに比べると、リノベーションできる範囲や内容が限られる場合もあるでしょう。
そこで今回は、MyDesign/株式会社Izumidaが手がけた事例の中から、マンションフルリノベーションで取り入れたいデザインアイデアを8つ紹介。こだわりを表現できるアイデアばかりですので、ぜひ参考にしてみてください。
MyDesign/株式会社Izumidaは、東京都多摩地域においてマンションリノベーションを数多く手がけています。アイデアをご覧になり気になった方は、ぜひお気軽にご相談ください。
空間をデザインするアイデア
専有面積が限られるマンションでも空間を上手くデザインすることで、広く見せたり演出を加えたりできます。まずは、空間デザインのアイデアを3つご紹介していきましょう。
(1)大開口の室内窓がデザインのアクセント
コロナ禍を経て在宅ワークが浸透する中、リビングに隣接してワークスペースを設けるリノベーションがトレンドです。仕事や作業に集中しながらも家族の存在を感じられるよう、室内窓を設置する例も増えています。
こちらの部屋では、リビングとワークスペースの間に、大開口の室内窓を設置。家族とコミュニケーションを取りたいときは下の大きな窓を開け、集中したいときは上の換気窓だけを開けるといった使い分けができます。
窓枠やカウンター下にアクセントカラーのネイビーを配することで、白とナチュラルな木の色合いを基調とした部屋の印象を引き締めています。サーファービーチを彷彿とさせるカリフォルニアスタイルの部屋において、海の色をチョイスしている点もこだわりを感じられます。
(2)空間は仕切りつつ全体が見渡せるキッチン
家族とのコミュニケーションが取りやすい対面キッチンがトレンドですが、キッチンは独立した空間にしたいというニーズもあります。こちらの部屋で取り入れているのは、コミュニケーションと空間の独立、2つの要素を叶えてくれるアイデアです。
空間のアクセントになるブラックのフレームで、キッチンとLDKを仕切りつつ、目線の先には、家族が座るダイニングテーブルがあります。開放感を演出するのもよいですが、こうした「ちょっとした仕切り」があるだけで、居心地の良さが変わるものです。
(3)天井で空間を分けるテクニック
隣室も含めてLDKをひと続きにするというのは、中古マンションリノベーションにおいて、よく用いられる方法です。1つの開放的な空間を生み出すのもよいですが、あえて使い方に合わせて、空間を緩やかに仕切るのもよいでしょう。
こちらの部屋では、ダイニングの天井のみにウッドパネルをあしらっています。奥のリビングは白い天井なので、大開口でつながりつつも、食事する空間として独立した印象があります。
このように、天井や壁の色や素材を変えるだけで、空間を仕切ることができます。開放感を保ちながら、空間を引き締めるテクニックです。
素材の質感でメリハリをつけるアイデア
白い壁クロスだけで仕上げてしまうと、綺麗ではあるけれど、個性のない部屋になってしまいがちです。以下で紹介する3つのアイデアを参考に、異なる素材で空間にメリハリをつけてみるのはいかがでしょうか。
(4)レンガ調の壁でブルックリンスタイル
部屋の壁一面に配されたレンガは、部屋を一気にブルックリンの世界観へと変化させます。他の壁や天井が白で統一されている分、レンガ調の壁の存在感が引き立っています。
このように、特徴的な素材や、素材をモチーフにした壁紙をアクセントとして用いるだけで、部屋のテイストを明確にできる場合があります。間取りを変更しなくても、マンションの一室が、こだわりの住まいへと生まれ変わります。
(5)部屋の表情を大きく変える質感違いの天井
アクセントクロスというと、部屋の壁の一面に施すケースが多いですが、おしゃれな部屋では、天井に用いるケースがみられます。こちらの部屋は、ザラザラとした石の質感が特徴的な天井がポイントです。
こちらの部屋は、マッドなグレーの天井に、インダストリアルな雰囲気の照明器具が見事にマッチしています。天井の表面に細かな凹凸があるので、照明が映し出す影もぼんやりとして、雰囲気のあるものになっていますね。 他にも、リビングダイニングとキッチンでフローリングの素材を変えていたり、キッチンの壁には白いタイルを使用したり、素材へのこだわりが垣間見えます。ノーマルな壁紙ではない素材を上手に取り入れることで、一段上のおしゃれな部屋を実現できるでしょう。
6)キッチンカウンターは空間のスパイス
部屋の印象は、意外と細かな部分で大きく変わるもの。こちらの部屋では、キッチンカウンターの下に石目調のデザインを取り入れているのが特徴です。
キッチンカウンターといえば、白い壁紙というのが定番で、アクセントクロスで色を変えるくらいが、よくあるリノベーションの姿でしょう。石目調にすると、まるでおしゃれなレストランのキッチンであるかのような雰囲気を演出してくれます。 見える面積としてはそれほど大きくはありませんが、細部にこだわった部屋という印象を与えてくれます。
まだまだあるデザインアイデア
マンションフルリノベーションで、取り入れたいデザインアイデアは他にもあります。こだわりアイテムを使ったアイデアを2つ紹介しましょう。
(7)こだわりのスイッチ・コンセント
どんな部屋でも照明スイッチは、どこかしらに取り付けなくてはなりません。「コスモスイッチ」やワイドスイッチといった一般的なスイッチももちろんよいですが、スイッチにこだわるだけで部屋のおしゃれ度が一気に上がります。
こちらの画像は、シルバーのプレートにブラックのアメリカンスイッチを組み合わせた例。インダストリアルで無骨な雰囲気が、モルタルの壁と絶妙にマッチしています。
インダストリアルテイストやアンティークな雰囲気の部屋には、トグルスイッチもおすすめです。部屋の雰囲気に合わせて照明スイッチも変えてみると、デザインの幅がより広がるでしょう。
(8)グリーンを取り入れボタニカルな住まい
戸建てであれば庭や中庭を設けて自然を感じられますが、マンションの室内では、なかなか感じにくいでしょう。フルリノベーションによって、植物をふんだんに取り入れたインテリアにすることで、マンションにいながら自然とのつながりを感じられます。
こちらの部屋は、床置きや棚置きのグリーンをそこかしこに設置。ダクトレールを使ったハンギングプラントも取り入れ、まさに緑の中の暮らしを演出しています。
植物を置くスペースを想定しながら、リノベーションプランを考えるのも面白いでしょう。また、室内で植物を育てられる、インナーテラスを設けるリノベーションもトレンドです。
まとめ
今回はMyDesign/株式会社Izumidaが手がけた事例の中から、マンションフルリノベーションで使えるデザインアイデアを紹介してきました。手を加えられる範囲が限られているマンションでも、アイデア次第でこだわりのリノベーションを実現できます。
東京都多摩地域において、中古マンションをおしゃれにリノベーションしたいと考えているなら、まずはMyDesign/株式会社Izumidaへお気軽にご相談ください。経験豊富なプロのアイデアで理想の住まいづくりをサポートします。
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