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家づくりの知識

老後はリフォームをするのかしないのかどちらが良いか?

子どもが独立して家を出て行くと、手狭に感じていたはずの部屋がなぜだか広く感じます。
子供部屋だった部屋が物置になり、子供部屋にしていた2階に上がらなくなった…といったケースも多いでしょう。

そんな時は、住み替えを検討される方もいらっしゃるかもしれませんが、せっかくであれば今まで過ごした愛着のある家でこれからは夫婦2人、整った環境で暮らしていくこともオススメです。

リフォームであれば、夫婦2人に合わせて間取りを使いやすく変更したり、将来のことを考えたバリアフリー化にすることも可能です。

内装や外装を刷新することで、新しい第二の人生を歩むこときができるでしょう
この記事では、お子さんが独立した後の空き部屋をこれからの生活スタイルに合わせた住まいにする方法を見ていきたいと思います。

子どもが独立した後はリフォームどき

リフォームは高いお金がかかることもあり、「別に今のままで十分…」と考えている人は少なくないと思います。

しかし、現在のところは不具合を感じていなくても、築20年以上経過した建物の老朽化や老後の快適な暮らしを考えると、リフォームを行うことは決して高い買い物とはいえません。

そして、お子さんが独立した後は、リフォームを考える一つのきっかけではないでしょうか。

これからは夫婦2人だけで気ままに暮らすために、使わなくなった子供部屋を潰してリビングとつなげ広々とした空間にしたり、2階部分をなくし平家にして生活スペースをコンパクトにするのもいいでしょう。

もちろん劣化した部分だけに絞ってリフォームを行うのもいいですが、今後バリアフリー化なども検討しているのであれば、一気に行う方がコストを抑えることができます。

リフォームのメリット

リフォームだけではなく、住み替えや建て替えなどの選択肢もありますが、ここではリフォームを選んだ際のメリットをみていきたいと思います。

・柱や床など、愛着のある部分を生かすことができる
・建て替えや住み替えと比べると、総コストを抑えることができる
・内装や外装を新築同様に低コストで一新できる
・工期が短い

上記を見ても分かるように、一番のメリットはコスト面といえます。
リフォームでは基礎や構造部分については既存のものを使用するため、工事費はもちろんのこと、建物の登記・申請費用といった諸費用や税金もカットすることができるので、建て替えや住み替えと比較しても大幅なコストダウンができます。
また、工事期間も比較的短いため、工事内容によっては居住しながらのリフォームも可能となります。

子どもが独立した後のリフォーム

子どもが独立したあとは、使わなくなった子供部屋を潰して自分たちの寝室と一続きの空間にするのもいいですし、夫婦の部屋をそれぞれ設けるのもいいでしょう。

また、子供部屋に防音設備を入れて楽器演奏をしたり、本格的なホームシアターを設置したり趣味の部屋にするといった憧れを叶えるチャンスでもあります。

減築リフォームをする

「減築」とは、2階建を平屋にしたり、4LDKを3LDKにするなど、床面積を減らすことをいいます。
今はまだ元気でも、70代、80代になると寝室やリビングなど日常的に利用するスペースが2階にあると階段の上り下りが負担になる可能性があります。

使わなくなった2階の部屋を減築リフォームするのも一つの方法です。
コンパクトな暮らしにできることはもちろんのこと、光熱費を安く抑えられたり、2階部分をなくした場合はその分荷重が減るため耐震性が強くなるというメリットもあります。

快適に暮らすためには

バリアフリー化

子どもが独立し、今後快適に暮らす家を考えた際に気になるのが老後の生活です。
元気なうちに老後のことを考えた「バリアフリー化」を意識し使いやすい間取りや設備にリフォームすることがおすすめです。

高齢になると体力面や、精神面、そして経済的にも負担が大きくなるため早めに対応しておくことが大切です。

バリアフリー化を検討する際に見直すべき箇所は、床や階段、廊下など案外多いので、下記の改修のポイントを意識して見直しましょう。

・段差をなくす
・手すりを取り付ける
・扉を引き戸に変更する
・足元を明るくする
・すべりにくい床材に変更する
・ヒートショック対応をする

高気密・高断熱の家にする

古い家の特徴の一つとして、断熱性能の低さが挙げられ、夏は熱が篭りやすいため冷房の利きが悪く、冬はは隙間風が入り込み寒さに見舞われます。

リフォームで壁や天井、窓などに断熱リフォームを施せば、部屋全体を快適にするだけではなく、省エネにも効果が見込めます。

リフォームで利用できる補助金

リフォーム内容によっては、国や自治体から補助金を受けられるケースもあります。

長期優良リフォーム補助金

リフォームにより耐震性などが高くなった住宅を「長期優良住宅」に認定し、リフォーム費用を補助する制度です。
耐震性以外では、断熱性や劣化対策などがあり、「住宅の長寿命化」につながる工事が対象となります。
工事費の3分の1、最大100万円までが補助される制度です。

補助金の対象となる主なリフォーム事例一覧

・耐震リフォーム
・バリアフリーリフォーム
・省エネリフォーム
・環境対策のリフォーム
・防災対策のリフォーム

リフォームの目的は明確にする

リフォームを行う場合は、「自分の趣味の空間を作りたい」「間取りを変えてコンパクトな暮らしをしたい」など、新居に対しての目的を明確にすることがポイントです。

後悔をしないためにも、どのような家にしたいのかを明確に整理することが必要です。
具体的には、どのような家にしたいかを箇条書きにして、優先順位をつけていきます。

そして、優先順位の高い順から要望を叶えていきましょう。

もし、どのようなリフォームをしたらよいかわからない場合は、いくつかの業者に相談し、内容や価格を比較するのがベストです。

リフォームで憧れの暮らしをもう一度叶える

人生のライフステージによって、住まいに必要な間取りは変わってきます。
そしてリフォームは、自分の理想に合わせた家づくりが可能となります。

お子さんが独立したきっかけで、今まで憧れていた暮らしをもう一度叶えてみませんか。
株式会社Izumidaでは、様々なリフォーム工事の実績があり、お客様のご要望をお聞きしながら最適なプランをカスタマイズいたします。
是非一度、お気軽にお問い合わせください。