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家づくりの知識

自然素材(無垢)でリフォーム(新築)徹底解説!

自然の力を活かしてリフォーム(新築)する

無垢材のフローリング

フローリングは自然乾燥の無垢材を使います。
厚みは15mm
ヒノキ、スギ、サクラ、マツ

自然素材(無垢材)の家とは?家づくりで後悔しないためのポイント徹底解説(新築でもリフォームでも!)

森林浴効果の高いと言われている無垢材、これから家を建てよう(リフォームしよう)としている人の中には、自然素材(無垢材)で行いたいとお考えの方も少なくないと思います。私もこの仕事していないと自然素材(無垢材)の存在を知りませんでした。詳しく知って自然素材(無垢材)について詳しくなりましょう!

3分ほどで読み終わります。最後までお付き合いください。

自然素材(無垢材)の家を建てて(リフォームして)後悔しないようにするために、自然素材(無垢材)の家の概要から自然素材(無垢材)の家で後悔する人の特徴・自然素材(無垢材)の家の魅力などを解説しています。参考にして素敵な家を建てて(リフォームして)ください。

自然素材(無垢材)の家とは?

自然素材(無垢材)の家とは、国産の材料を使用し、その名の通り自然の素材を使用して建てられた(リフォームされた)家のことです。自然素材(無垢材)は、環境にも人体にも優しい家を建てることができます。

自然素材とは?

自然素材とは、化学物質など人工的な素材や物質が含まれていない素材のことです。代表的なものとしては、無垢の木材(ヒノキやスギなど)や漆喰、珪藻土、紙などが挙げられます。これらの素材は、湿度調節や二酸化炭素・ホルムアルデヒドの吸収効果などを持っています。 化学物質を含んだ素材だと、シックハウス症候群や化学物質過敏症などの原因になる恐れもあり、体にいい家と言えます。

子供がアトピーやぜんそくになる原因には様々な理由があると言われていますが、住まいから考えると大きなもので2つの要因があります。

・住宅に使われる集成材の フローリング、ドア・壁紙などの石油化学製品に含まれている、有害物質(ホルムアルデヒドなど)。

・塵・ホコリ・カビなどハウスダストです。 有害物質を含まずストレスを与えない天然無垢材の家では、病気の予防と共に森林浴と同様の癒し効果があり、心身共に健康に導きます。

これを書いている筆者と妻はまったくの健康体ですが、子供たちが敏感でした。

では、建売の家との違いは?

従来の家は、化学物質を含んでいる場合があります、それは、木材を輸入する際に注入する【防腐剤】や、ボンドです。自然素材の家には、そもそも化学物質が含まれていません。また、耐久性に関しては、自然素材の家は強度が高く、年数を重ねるとさらに強くなるという特徴を持ちます。 一般的に建売の家は平均寿命が約30年~35年とされていますが、自然素材(無垢材)の家はそれ以上住み続けられるとされています。手入れは必要ですが、まさにお寺と同じです。何十年、何百年もその場に建っていることができます。

無垢素材でリフォーム (2)

自然素材(無垢材)の家で後悔する人の特徴

自然素材(無垢材)の家が向いている人と、あまり向かないと考えられる人の特徴を解説します。この記事を読まれている方は、自然素材(無垢材)を使おうかどうしようか迷っている方ではないでしょうか。

自然素材(無垢材)の家に向いている人と向いていない人

自然素材(無垢材)にはたくさんのメリットの中に、筆者の子供のようにアトピー、喘息などの持病を抱えている方もいれば、木の香りに包まれた人間本来の生活をしたい方などがありますが、その一方で、定期的に手入れが必要なここと、傷がつきやすい、建築コストは大手ハウスメーカー並にかかる(坪100万円超え)といったデメリットもあります。例えば無垢材は自然の木を使用しているため、色にムラがあったり、木目が揃っていなかったりする点も人によってはデメリットになります。
そのため、メリットはもちろん、金額、傷や色ムラなどのデメリットな部分も自然素材(無垢材)の良さの1つだと受け入れられる人は、自然素材(無垢材)の家に向いていると言えるでしょう。金額を安く抑えたい方は向いていないと言えるでしょう。

大手のハウスメーカーでは自然素材(無垢材)の家は手に入りません。大手のハウスメーカーは、誰でも簡単に建てて大量生産がモットーですので、熟練された職人が腕を振るうことはありません。また木は生きているため、集成材を使用するよりも動いたりします。そうなると苦情が怖いからです。しかし、当社のような会社には、一人ひとりに合わせた施工を行う為、腕のいい職人が集まりやすいのです。

下の画像は、当社の職人が作った家具です。ご要望があればキッチンも作ることができます。これだけの腕がある人は大手ハウスメーカーには属さないのが特徴です。

自然素材リフォーム (2)

自然素材(無垢材)の家の魅力

自然素材(無垢材)の家の魅力について解説します。
安全、かつ健康的に暮らせる

自然素材(無垢材)の大きな特徴は、なんといっても有害物質が含まれない点にあります。そのため、筆者の子供の様に持病を抱えている家庭(シックハウス症候群や化学物質過敏症など)素材が原因となる各種症状が引き起こされる心配がありません。また、自然素材(無垢材)の木は呼吸をしているため、空気をきれいに保ち、害虫の発生を抑制してくれます。(これは木が持つ性質によるものです。)

自然素材(無垢材)は、吸湿性と放湿性が優れているため、梅雨や夏の蒸し暑さや冬の乾燥に対して湿度の調整が可能です。また、断熱性と保温性も高いので、夏は涼しく、冬は暖かい状態をキープできます。耐久性が高く、味わい深い風合いに変化します。

自然素材(無垢材)は、素材自体の寿命が長いため、長年にわたって住み続けられます。日ごろの手入れができていれば、建て替えや補修の回数も減ります。そして、年を重ねるほど素材の色が変化するため、味わい深さを感じられるのも特徴です。

自然素材(無垢材)を使用する当社が気を付けている点

自然素材(無垢材)なら、なんでもいいというわけではありません。素材を選ぶ際に覚えておきたい注意点を解説します。

【床材】
床材にはパイン・スギ・ヒノキ・チーク・オークといった無垢材をよく使用します。これらの素材を選ぶときは、まずしっかりと乾燥されているか確認が必要です。無垢材が乾燥していないと、施工時に素材が反ってしまう恐れがあります。
また、木地表面がサンディング、いわゆるサンドペーパーがけがされているか、塗装回数は何回か(2回以上が理想)、塗装後に磨かれているか、などといった点も確認しております。

【壁材】
壁材に使われる主な自然素材には、珪藻土・漆喰・板張りがあります。珪藻土は珪藻という藻の殻からできた素材で湿度調整できます。また、漆喰は、石灰石が主成分で、強度と消臭効果を備えています。板張りは壁の一部に自然素材の板を貼り付けたものです。例えば白い壁の中に板を貼り付けることで、自然の雰囲気を出すことができます。
それぞれ特徴がありますが、例えば、珪藻土を固める接着剤や漆喰のつなぎに化学物質が使われていることもあるので、必ず確認します。

【塗料】
自然素材を使った塗料の定義が日本ではあいまいなため、自然塗料と言っていても、ホルムアルデヒドが発生することもあるので、注意が必要です。もし、自然素材の塗料を使いたいのでれば、漆や柿渋、蜜蝋、セラックニスなどがございます。この塗料については賛否両論ございますが、通常の塗料でも大丈夫な方も多いようです。

【断熱材】
家から完全に化学物質を取り除きたい場合、断熱材にも気を配る必要があります。自然素材で作られた断熱材には、セルロースファイバー・炭化コルク・サーモウールなどがあります。しかし、中には化学生成材を含んだ断熱材もあるので注意してください。
断熱材にも自然素材を使用するとなるとコストがさらにかかりますが、快適性を重視するのであれば必要不可欠です。

自然素材(無垢材)の家で後悔しないための3つのポイント

ポイント1、住んでいるとキズや汚れは出るものと考える

自然素材(無垢材)は、化学物質を使っている素材に比べるとキズや汚れがつきやすいです。自然素材(無垢材)の家は、キズや汚れはある程度仕方のないものだと考えるようにしましょう。新築時の状態をキープし続けようとしたり、完璧を求めたり、神経質になりすぎないのがポイントです。 むしろ、キズや汚れも家族の思い出や成長の証になります。最初は気になっていた汚れも自然素材(無垢材)に馴染んで家のアクセントになることもあります。

ポイント2、素材選びはしっかり行うことと、実績のある会社に頼むこと

多くの人にとって、家は生涯にわたって住み続けるものです。そのため、素材選びは時間をかけてしっかりと行うようにしましょう。もし不明点があるのであれば、専門の業者に聞いたり、本やインターネットを使ったりして情報をよく調べるようにしてください。 実際に購入した素材が、実は自然素材(無垢材)ではないこともごく稀にあります。時間をかけてしっかりと選ぶようにしましょう。また、不動産ステーションりのーべるのような知識と実績を持っている会社に任せることをお勧めいたします。

ポイント3、予算内でできる限り自然素材(無垢材)を使う

自然素材(無垢材)は、一般的な素材に比べて高額であり、しかも素材によって価格が変わります。接着剤や塗料、断熱材などすべての素材を自然素材にするとかなりの高額になるので、予算とのバランスをとるようにしましょう。
また、予算の都合で一部の素材に化学物質が含まれたものを使用せざるを得ない場合も出てきます。そういった場合に備えて、家族のアレルギーについて調べておくことも重要です。
一方で、お金かけても自然素材(無垢材)を使うべきだという人も決して少なくありません。そのようなときは、遠慮なくおっしゃってください。

無垢素材でリフォーム (3) 自然素材(無垢材)の家に住む際に欠かせないのが日々のメンテナンスです。裸足生活で自然素材のメンテナンス方法を紹介します。

裸足生活!普通にしていること「無垢材」
無垢材に関しては、掃除機やフローリングワイパーを使って乾拭きを行うのみで構いません。人の皮脂から出てくる油分により、生活しているだけ(歩いたり寝っ転がったり)で天然のツヤが出てきます。裸足の生活が一番です。(身近だとお寺をイメージしてください。)

万が一汚れがひどいようであれば、中性洗剤入りの水を固く絞った雑巾で、こすらずに軽く拭くようにしましょう。基本的にワックスがけも必要ありませんが、合板のフローリングの場合、ワックスがけが必要になります。
フローリングの傷・へこみの対処法
フローリングに傷やへこみができたときは、アイロンを使えば修復可能です。傷ついた部分やへこんだ部分に湿らせた布を当てて、その上からスチームアイロンをかければ、木が膨張しへこみがなくなります。ただし、膨張しすぎないよう注意が必要です。作業する際には必ず布を当てるようにしてください。
消しゴムで落とせる「壁材」の汚れ
壁の手入れは、はたきなどでほこりを落とすなど、簡単な手入れのみで構いません。もし、汚れがついてしまったとしても軽い汚れなら消しゴムで落とせます。また、水気をよく絞ったスポンジでも汚れは落とせます。
サンドペーパーを使っても汚れは落とせますが、自然素材(無垢材)の持つ風合いや色味が損なわれる可能性があるので削りすぎには注意が必要です。

まとめ

いかがでしたか?自然素材(無垢材)は、調湿性や断熱性、保温性などに優れているのが特徴です。化学物質を使用しないため、健康にも優しい家が建てられます。(リフォームできます)
そんな自然素材(無垢材)の家を建てる際に大切なのが、素材選びです。不動産ステーションりのーべるでは、自然素材(無垢材)の注文住宅を提供していることに加え、リフォームの施工実績があります。自然素材(無垢材)の建築、リフォームは対応できるエリアが限られます。当社から約20キロ圏内まででしたら、職人たちが向かうことができます。その為、建築(リフォーム)予定地より20キロ圏内の方限定となってしまいます。

最近では、東京都八王子市内で中古のマンションを購入し自然素材(無垢材)でリフォームをされた方がいらっしゃいます。ご自身の為、又はご家族の為に自然素材(無垢材)に興味のある人はぜひお問い合わせください。

自然素材リフォーム (1)