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家づくりの知識

オシャレカフェから学ぶ、リノベーショントレンド

リノベーションでは、もはや定番と言えるほど根強い人気のカフェ風インテリア。リノベーションのプランニングで、インテリアの方向性を検討するうえでも、オシャレなカフェはヒントがいっぱいです。今回は、カフェをキーワードに、リノベーションのトレンドをご紹介します。

おうち時間に取り入れたい、オシャレカフェの「くつろぎ感」と「非日常感」

リノベーションが増えている背景には、自宅で過ごす時間を大切にしようという、おうち時間の充実というマインドの高まりがあるとされています。自宅での時間を豊かなものにするために、インテリアや自宅の空間づくりに目を向ける人たちが増えてきているのです。

ところで、リノベーションで人気のカフェスタイルですが、カフェのインテリアといってもテイストは様々です。ナチュラルな北欧風、ヴィンテージ感あふれるインダストリアル/ブルックリンスタイル、ノスタルジックな古民家風など。

テイストは違っても、オシャレなカフェの共通点として多くの人が感じているのが、気持ちがふっと楽になるような「くつろぎ感」や、生活からちょっと離れた「非日常感」ではないでしょうか。

オシャレなカフェの「くつろぎ感」や「非日常感」は、おうち時間の充実にもぴったりとはまるキーワードです。すてきだな、好きだなと思うカフェのインテリアが思い浮かぶなら、リノベーションに取り入れてみましょう。

カフェがお手本!リノベーショントレンドをチェック

続いては、リラックスできてちょっと特別感もある、そんなすてきなカフェの空間づくりをお手本に、リノベーションで人気のテクニックを見ていきましょう。

間取り|キッチン&ダイニングは開放感と程よい距離感がポイント

隣のテーブルと十分な距離を取った、ゆったりとしたレイアウトは、カフェのくつろぎポイントの一つではないでしょうか。近年のリンベーショントレンドでも、開放的でゆったりとした大空間を作る間取りが人気です。

家族が集まるLDKを広く取る間取りが人気です。隣り合う部屋との間仕切りを取り払ったり、部屋数を減らしたり、または、居室の面積を削ったりすることで、日当たりの良い場所に開放的な広い空間を作ることができます。広さがあれば、同じ部屋にいる家族と程よい距離感が取れるので、それぞれの時間を居心地よく過ごせますね。

開放感を作るテクニックとして、吊戸棚や垂れ壁の無いオープンキッチンにする、吹き抜けなど天井の高さを上げる、内装のメインカラーをホワイト系にする、フローリングの部屋の長辺に平行にするなどの方法があります。

内装|自然素材や観葉植物で温かみをプラス

「くつろぎ感」のある内装なら、やはり、温かみを感じさせるナチュラルなテイストに、根強い人気があります。

カラーは、落ち着きのあるグレイッシュカラーやグレージュ、アースカラーを取り入れる例が増えているそうで、ベースカラーとしてはもちろん、アクセントウォールのような部分使いもされています。

内装建材としては、木の温もりを活かした無垢材はすでに定番。無垢フローリングだけでなく、天井や壁にウッドパネルとして楽しむこともできます。他にも、使い込まれたラフさが魅力の足場板や、床暖房対応の複合フローリングで表面を無垢材で仕上げたものなどがあります。

観葉植物やフェイクグリーンの彩りを取り入れれば、さらにカフェらしくなりますね。存在感のある鉢物が一つあると、お部屋の雰囲気をガラッと変えてくれるでしょう。ライティングレールにフックをつけて天井に吊るしたり、オープン棚に飾ったりするのもよいでしょう。

収納|見せる収納と隠す収納の使い分け

カフェのような「非日常感」のための重要なポイントに、リアルな日常生活を感じさせるモノを見えないようにすることがあります。生活感をいかに隠すかという点は、住まいづくり、インテリアづくりのトレンドにもなっています。

生活感を隠したうえで、お気に入りのモノ、見せたいモノだけを効果的に見せるディスプレイにすれば、さりげない非日常感のある空間に仕上がるでしょう。

リノベーションテクニックとしては、見せる収納と隠す収納をバランスよく取り入れることが基本です。

見せる収納は、扉の無いオープンな棚に、十分な余裕を持ってモノを配置するとよいでしょう。棚は、壁付け棚や天井に設置する吊り棚がありますが、リノベーションなら、棚板やブラケット、枠の金具などの素材にもこだわることができます。

隠す収納では、大容量の収納スペースを作って、モノを一括管理する間取りも人気です。キッチン奥にパントリーを作ったり、リビングのテレビ壁の裏にウォークインできる収納スペースを設けたり。

モノが一括管理できると、無駄なモノを減らせたり、モノの保管場所が明確になることで、出しっぱなしやちょい置きが減らせたり、といったメリットもあります。つまり、いつもきれいに片付いた状態を維持しやすくなります。

照明|昼間は自然光を活かし、夜は多灯照明で奥行き感を出す

Brown suede leather armchair, brass side table and pastel green wooden cabinet in modern and luxury beige wall and rug on parquet floor room with dappled sunlight from window for interior decoration, lifestyle and architecture product display

お部屋をオシャレにまとめるなら、照明にも気を配ることが大切です。手元や足元の安全のためにある程度の明るさは必要ですが、近年のトレンドとしては、必要なところに灯りを集めてメリハリをつける、多灯照明が人気です。

ダイニングカフェのテーブル上に吊り下げられたペンダントライト、壁のアートや観葉植物を照らすスポットライトのように、局地的に明るいところを作り明暗の差を出すことで、奥行き感のある空間演出に繋がります。

一方で、昼間は自然光を取り入れることで、お部屋の開放感を高める効果が期待できます。住宅密集地で窓が大きく取れないリビングでも、吹き抜けなど高い位置に明り取りの窓を設けて、日差しあふれる明るいリビングを実現した例もあります。

採光をよくする点では、室内窓も人気のリノベアイテムとなっています。リビングと隣室の間仕切り壁に室内窓を入れると、採光や通風とともに、視線の抜け感も生まれるので、圧迫感を減らす効果が期待できます。

まとめ

カフェをヒントに、リノベーションのトレンドについてお話してきました。人気のカフェ風インテリアを目指して、家具やファブリック、雑貨などをそろえてみたけれども、何か物足りないと感じているのなら、リノベーションは絶好のチャンスです。

お気に入りのカフェのインテリアテクニックを取り入れたリノベーションで、おうち時間をより充実したものにしてみませんか。

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