こんにちは、MyDesign/株式会社Izumidaの泉田啓一です。
今日は、リノベーション工事の気密測定について、さらに具体的な数値や情報と共にお話したいと思います。
リノベーションを検討されている30代~40代の一次取得層や、子供が巣立った50代の方々にとって、気密性は住まいの快適性を大きく左右する要素の一つです。
気密測定とは?
気密測定とは、住宅の隙間からどれくらいの空気が漏れているかを測定する検査です。
気密性が高い住宅は、外気の影響を受けにくく、冷暖房効率が向上します。また、隙間風や結露の発生を抑制し、室内環境を快適に保つことができます。
リノベーション工事を行う際には、気密測定を行うことがおすすめです。
リノベーション工事によって、壁や床、天井に穴が開いたり、サッシが交換されることがあります。これらの工事によって、住宅の気密性が低下してしまう可能性があります。
気密測定を行うことで、住宅の気密性を確認することができます。もし、気密性が低下している場合は、適切な対策を講じることで、気密性を回復させることができます。
気密測定で得られる数値
気密測定では、C値(相当隙間面積)という数値が用いられます。
C値とは、住宅の隙間相当面積を延べ床面積で割った値で、数値が小さいほど気密性能が高いことを意味します。
木造戸建て住宅の場合、C値の理想的な数値は1.0以下とされています。
しかし、実際にはC値が2.0~3.0程度の住宅が多く、中には5.0を超える住宅も存在します。
気密測定の方法
気密測定は、専門の業者が専用の機器を用いて行います。
測定方法は、まず住宅の窓や換気口をすべて閉じた後、専用のファンを用いて住宅内部の空気を屋外に排出します。
この時、住宅の隙間からどれくらいの空気が流入してくるかを測定することで、C値を算出します。
気密測定の費用
気密測定の費用は、住宅の大きさや構造によって異なりますが、一般的に1回5万円~7万円程度です。
気密測定を行う時期
気密測定を行う時期としては、リノベーション工事の完成間際が望ましいとされています。
この時期であれば、工事中の修正や改善が比較的容易に行えるためです。但し、断熱材を新しく入れ替えた場合は、その施工後と、完成後に行うことが出来ます。
気密測定は任意です
気密測定は、建築基準法で義務付けられているものではありません。
しかし、住宅の性能を向上させる上で非常に重要な検査です。
高気密住宅と24時間換気
高気密住宅は、隙間風が入りにくい反面、室内の空気が滞留しやすいという懸念があります。
そのため、建築基準法では24時間換気システムの設置が義務付けられています。
24時間換気システムは、室内の汚れた空気(二酸化炭素)を排出し、新鮮な空気を取り入れることで、室内環境を快適に保ちます。
高気密住宅と24時間換気システムは、一見矛盾が生じておりますが、互いに補完しあうことで、より快適な住環境を実現することができます。故に、法規制されておらず任意なのです。
まとめ
気密測定は、住宅の品質を向上させる上で非常に重要な検査です。
高気密住宅は、省エネ効果が高く、快適な生活を送る上で多くのメリットをもたらします。
リノベーション工事を行う際には、気密測定を検討してみてください。工事会社に気密測定をやりたいと言えばやってくれるはずです。
お問い合わせ先

最後に
最後まで読んでいただきありがとうございました。
リノベーション工事の気密測定について、少しでも参考になりましたら幸いです。
何かご質問があれば、お気軽にお問い合わせください。
それでは、また。
ハッシュタグ
リノベーション工事、気密測定、東京都、八王子市、MyDesign/株式会社Izumida
いかがでしょうか?
今回の記事では、気密測定に関する具体的な数値を盛り込み、より専門的な内容になりました。リノベーションの場合、測定結果がどのような数値になったかは、既存住宅の問題もあるためご期待されている数値が出るとは限りません。しかし、その結果を持ってできる限り隙間を埋めることは可能になります。
この記事を通じて、読者の方々に気密測定の重要性を理解していただき、リノベーション工事の際にはぜひ当社にご相談いただければ幸いです。