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家づくりの知識

新築床材選びの基礎知識|フローリングの種類と場所別おすすめ床材を紹介

新築住宅を建てる時、ワクワクする反面、様々な決断に迫られます。
その中でも、毎日触れる床材選びは、住み心地を大きく左右する重要な要素です。

□新築床材選びの基礎知識:フローリングの種類

新築住宅の床材として人気のフローリングには、「無垢フローリング」と「複合フローリング」の2種類があります。
それぞれの素材の特徴やメリット、デメリットを理解することで、理想の住空間を実現するための第一歩を踏み出せます。

1: 無垢フローリング

無垢フローリングは、天然木材から切り出された1枚板の床材です。
自然素材ならではの温かみのある風合いと肌触りが魅力で、木の香りが心地よい空間を演出します。


無垢フローリングのメリット

・自然素材ならではの温かみのある風合いと肌触り

・木材本来の香りを楽しむことができる

・調湿機能に優れており、快適な湿度を保つ

・経年変化による味わいを楽しめる

無垢フローリングのデメリット

・複合フローリングに比べて価格が高い

・傷つきやすく、メンテナンスが必要

・水に弱く、湿気による反りや隙間が発生する可能性がある

2: 複合フローリング

複合フローリングは、合板と呼ばれる基材に、薄くスライスされた天然木材や木目調シートを張り合わせた床材です。
無垢フローリングに比べて価格が抑えられ、扱いやすい点が特徴です。


複合フローリングのメリット

・無垢フローリングに比べて価格が安い

・傷つきにくく、耐久性に優れている

・水に強い

・色や柄のバリエーションが豊富

複合フローリングのデメリット

・無垢フローリングに比べて自然な風合いが劣る

・調湿機能が低い

・経年変化による味わいは少ない

□場所別おすすめ床材

場所別に最適な床材を選ぶことで、それぞれの空間を快適に過ごせるようにしましょう。
リビング、キッチン、洗面所、トイレ、寝室など、それぞれの場所の特徴とおすすめ床材をご紹介します。

1: リビング

リビングは家族みんなが集まる空間なので、リラックスできる素材を選ぶことが大切です。
無垢フローリングの温かみのある風合いは、リラックス効果も期待できます。
一方で、傷つきやすいという点から、小さなお子さんやペットがいる家庭では、複合フローリングやフロアタイルを選ぶのも良いでしょう。

2: キッチン

水や油が飛び散りやすいキッチンは、耐水性と清掃性に優れた床材を選びましょう。
タイルやフロアタイルは、汚れが落ちやすく、清潔に保てます。
また、滑りにくい素材を選ぶことも重要です。

3: 洗面所

湿気がこもりやすく、カビが発生しやすい洗面所には、耐水性と防カビ性に優れた床材を選びましょう。
クッションフロアやフロアタイルは、水に強く、掃除もしやすいのでおすすめです。

4: トイレ

トイレは、常に清潔な状態を保ちたい場所です。
汚れが落ちやすく、匂いがつきにくい素材を選びましょう。
クッションフロアやフロアタイルは、表面がフラットなので、掃除がしやすいです。

5: 寝室

寝室は、リラックスして眠れる空間であることが重要です。
無垢フローリングの温かみのある風合いは、安らぎを与えてくれます。
また、寝室は湿度が低くなりがちなため、調湿機能のある無垢フローリングは、快適な睡眠環境をサポートしてくれます。

□まとめ

新築住宅の床材選びは、住み心地を大きく左右する重要な要素です。
無垢フローリングと複合フローリングそれぞれのメリット・デメリットを理解し、場所別に最適な床材を選ぶことで、快適で理想の住空間を実現できます。
素材選びの際は、ライフスタイルや家族構成、お部屋の用途などを考慮し、後悔のない床材選びをしましょう。