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家づくりの知識

マンションに住むなら何階がベスト?下階、中階、上階の違い(階別のメリット、デメリットを解説します!)

マンションに住もうと思ったときに、上階、中階、下階のどこがよくてどの階に住もうと考えますか。
それぞれが、メリットがあり、またデメリットもあります。
それぞれのメリットやデメリットからどの階に住むのがベストなのかを考えて見ましょう。

【上、中、下階どの階が人気なのか?】

以前、私が勤めている不動産会社が管理する賃貸マンションの入居者100人をランダムに抽出して、マンションに住むなら、上階と下階のどちらが良いのかというアンケートを実施したことがありました。
結果は7割以上が上階を希望し、下階は3割以下といった結果でした。
理由も書いてもらいましたが、アンケートに理由をもとにそれぞれ、階層についてのメリット、デメリットを考えて見ましょう。

【上階に住むときのメリットやデメリット】

戸建てにはないマンションの魅力は何と言っても眺望の良さです。
高い景色を見ながら普段の生活を送ることができるのはマンションならではのメリットですね。

上階に住めば住むほど、眺めがよい生活を送ることができます。
上階に住むことによる最大のメリットだといえます。
さらに最上階は、住むときのメリットがあり、最上階だと上に部屋がないので上階の足音が聞こえません。

私も仕事の中で、ときどきお客様の部屋探しをするのですが部屋探しの際、条件のひとつに最上階を探しているお客様も少なからずいます。
これは、マンションにありがちな足音を感じたくないということが理由で、マンションの中で最上階だけは上階の音を感じることがないので、上階のメリットとして挙げることができます。

デメリットを考えると、ゴミ捨てや新聞の受け取りといった手間は上階の方が多いといえます。
わざわざ1Fに下りないとできない作業は、上階の方が手間がかかるのでデメリットといえます。

【下階、中階に住むときのメリットやデメリット】

前述しましたが、マンションの場合は、より上階に上がる程、人気が増します。
しかし、人気の分、家賃の上階になればなるほど家賃が高くなります。
下階は家賃が上階に比べると安いことがメリットといえるのです。

物件にもよるのですが、1Fだと専用庭がついている場合もあります。
専用庭があるからといって、家賃がそこまで高くなることはありません。
1Fに専用庭がついていると、小さい子供さんなどはのびのびと遊ぶことができるし、ガーデニングなども楽しむことができるようになります。
大きなメリットとして挙げることができるでしょう。
ではなぜ下階の方が、人気がないのでしょうか。

人気がない大きな原因のひとつは防犯面の不安です。
特に1Fは、他の階に比べると比較的盗難にあいやすいと感じられています。
上階は、万が一盗難にあったとしても逃走経路まで距離があるので、より下階の方が盗難にあいやすいと言われています。
盗難に関する不安を感じることは下階にとってデメリットと言えるかもしれませんが、しかし、それは一戸建てに住んでいても同じことです。一戸建ては1階か2階かしかありません。防犯面がデメリットとするのは少し違うようにも思えます。
中階に関しては、上階、下階におけるメリットデメリットの中間程度のメリットデメリットがあるといえます。

まとめ

マンションを選ぶときに、上階、中階、下階においてどの階がベストかといえば、それぞれのライフスタイルによって異なります。
例えば、眺望の良さを希望するのであれば上階の方がいいでしょう。

逆に、金額を抑えて、小さい子供がいるので、走り回る音などで迷惑をかけたくないと思えば、下階、特に1Fがおすすめです。
それぞれに、メリットデメリットがあって同じマンションでも、階数によって、ライフスタイルによって快適にも、早く引っ越したくなる気持ちにもなってしまいます。

特に、新築マンションのときは、早くから目をつけておくと、どの階数も選ぶことができるので、自分の条件をしっかりと把握しておきましょう。一方、中古マンションの場合は、今販売されている【階】しか選べません。その場合は【階】で選ぶのではなく、立地で選ぶことになるでしょう。マンションには、【場所】という利益があるはずですのでしっかりと考えてみてください。

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